病気の再発と検査の頻度
こんにちは!
今日はkindle本企画(バックナンバーはこちら)から、わたしが甲状腺の病気「バセドウ病」になり、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の治療で回復した話の続きです。
「バセドウ病」にかぎらず、持病や不調などがある方は、それらが治る時期や再発の可能性にご関心が高いと思います。
わたし自身もインドで「アーユルヴェーダ」の治療を受けたときに、ドクターに
- いつ治るか?
- 再発するか?
- 検査はどれくらいの頻度が適切か?
などの質問をぶつけました。
今日はこれらの疑問に対するアーユルヴェーダのドクターの回答をご紹介したいと思います。
「病気を治療中の方」も、「病気にたいするアーユルヴェーダの考え方にご興味がある方」も、何かご参考になるかもしれません。
ぜひ気軽にお読みいただけるとうれしいです。
病気が治る時期を「脈診」で知る
インドでの「バセドウ病」の治療が終盤に近づいたころ、アーユルヴェーダのドクターに「いつ治るか?」質問しました。
ドクターは脈診をしてから「3日後に話す」…とおっしゃいます。
3日経った後、再び脈診を受けると…
「日本に帰ってから3ヶ月みるように」と言われました。
帰国後3ヶ月して、血液検査で2つの指標のうち1つが正常値に戻ったのはこちらでご紹介したとおりです。
脈診で病気が治りはじめる時期まで見当がつくとは…面白いものだと感じます。
再発は、生活習慣と心のあり方から
「バセドウ病」は再燃しやすい病気。
再発する可能性についてアーユルヴェーダのドクターにたずねてみました。
基本的には一度治ると再発しないそうです。
ただし、病気の引き金になった「ストレス」に注意する必要があるとのこと。
病気になったときと同じようなストレスがかかると、再発する可能性はゼロではないと言われました。
だからこそ、自分が具体的にどういう状況でストレスがかかり、病気になったのか理解しておく必要があります。
そして当時と同じような負担をかけないように、ストレスを管理する必要があるといえるでしょう。
つまり、病気になる「生活習慣」や「心のあり方」を変えなければ、また同じ病気になっても不思議ではないのです。
さらに「病気は薬を飲んだらおしまい」ではなく、原因をふりかえり生活や心のあり方まで指導してくれるアーユルヴェーダは、再発防止もふくめた治療をしてくれると感じます。
検査は必要ない
病気の経過を見るための検査の頻度はどれくらいが適切なのかたずねてみると…
「検査は必要ない」というのがドクターの見解でした。
理由は、検査の結果が
- 正常範囲なら「治療が不要」
- 異常値なら「治療が必要」
とはいえないからだそう。
そもそも検査の基準値が時代とともに変化しているのは、よく知られています。
正常か異常かに絶対値はなく、あくまで相対的なものともいえるでしょう。
そして、最近では、検査結果が異常であること理由に薬を長期的に服用させる医療のあり方が「ドラッグマフィア」と批判されていたりします。
ゆえに「ドラッグマフィアにお金をつぎこむだけだから、検査はいらない」というのがドクターの主張です。
脈診で心身の状態を把握できれば、本質的には検査は不要なのかもしれませんね。
わたし自身は、数値化することで病気の回復の基準の1つなると感じているので、検査を定期的に受けました。
検査結果の推移はこちらから。
実際、数値が正常値にもどっていくのが楽しみでしたし、励みにもなりました。
以上、今日は病気の再発の可能性と検査の頻度について、「アーユルヴェーダ」のドクターの回答を中心にご紹介しました。
そろそろこのシリーズも完結です。
次回もどうぞお楽しみに♪