パンチャカルマ【day1】脈診ほか
こんにちは!
インドに滞在して、およそ1週間。
一昨日から、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」のトリートメントがスタートしました。
パンチャカルマとよばれる「浄化療法」です。
初日は、ドクターの問診とオイルマッサージから。
今日はアーユルヴェーダのトリートメント「パンチャカルマ」初日の様子をご紹介しましょう。
脈診の結果
初日はアーユルヴェーダのドクターの問診からはじまりました。
体調の確認のほか、「脈診」といって、脈から体の状態をみていただきます。
指をおく場所を変えつつ、3〜4分程度でしょうか、じっくり脈をチェックいただきました。
わたしの状態は…
- 前回(2019年)よりも、「ナディ」につまりがない
と言っていただけました!
※わたしは2019年に甲状腺の病気バセドウ病を患い、アーユルヴェーダの治療により寛解しました。
※2023年に同じ病気が再発して、今に至ります。
ナディクレンジング効果?!
脈診の結果で、「前回よりナディのつまりがない」とご紹介しましたが…
「ナディ」とは、生命エネルギーの通り道のことです。
エネルギーの通路なので物理的に見えるものではありません。
前回よりもナディにつまりが少なく、通りがよくなっているのはプラブヨガのおかげではないでしょうか。
なぜなら、プラブヨガには「ナディクレンジング」といってナディを浄化する特別なテクニックがあるからです。
プラブヨガをつづけてよかったと感じさせられました。
同じバセドウ病の再発でも、前回よりコンディションは良さそうです。
動悸は恐怖から…
わたしは現在、バセドウ病によくある「動悸」の症状が出ています。
ドクターによると、アーユルヴェーダ的な観点では、わたしの心臓にまったく問題はないそうです。
むしろ、とても強い心臓なのだとか。
動悸は「恐怖」によるものだから、気にする必要はないとおっしゃっていました。
2019年にバセドウ病の治療でインドを訪れたときも同じことを言われましたが、今回も同じパターンのようです。
至福のオイルマッサージ
問診を終えたら、いよいよ「アビヤンガ」とよばれる薬草オイルのマッサージです。
最初にドクターがマントラ(真言)を唱えながらヘッドマッサージをしてくださり、その後、セラピストによるオイルマッサージがはじまりました。
全裸の状態で「ふんどし」だけ巻いて、木の台に横たわります。
全身にあたたかい薬草オイルが塗られ、ほどよい圧とともにマッサージしていただく…なんとも至福のひと時でした。
薬草オイルの相乗効果
今回のトリートメントに使われた薬草オイルは3種類でした。
1つめのオイルは樟脳(しょうのう)が原料のオイルです。
「樟脳」は、昭和生まれの方なら簡単にご理解いただけるでしょう。
昔、タンスの中で防虫剤として活躍してくれた独特の匂いのアレです。
樟脳は楠からとれる天然の成分で、筋肉のこわばりを和らげたり呼吸をとおりやすくする効果があります。
2つめのオイルはアロエの成分がふくまれ、傷や炎症をおさえて肌の再生をサポートするほか、痛みにも効果的です。
3つめのオイルは、スパイスのターメリックやスーパーフルーツ「アムラ」がふくまれ、肌のトラブル全般に効果的だといわれます。
実はインドに着いてから、わたしは肌荒れがひどいのです。
肌の炎症・鎮静に役立つオイルを処方いただいたように思います。
薬草オイルは単体で使うこともありますが、今回のように複数組み合わせると相乗効果を発揮するもの。
なお、ご一緒している友人は、4種類の薬草オイルのミックスでした。
人により、体調により、必要なオイルはちがってきます。
さて、長くなってきたので、今日はこのあたりで。
次回もどうぞお楽しみに!