インドにとりつかれる人たち
![インド人家庭](https://coosui.net/wp-content/uploads/2022/02/インド人調理.jpg)
こんにちは!
今回のインドツアーでは、8名の参加者さんとアーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」をご一緒しましたが…
全員がインドの食事を「おいしい!」と楽しんでいただいた上に、
誰一人として「日本食が恋しい」とおっしゃらなかったのが印象的です。
インド食が「合わない!」「もう、飽きた…」とおっしゃる方がでてくるかも…
と予想していましたが、うれしい誤算でした。
そして、みなさんインド食になじみすぎたせいか、
帰国してから「日本のご飯が重い」「胃腸の調子が…」と不穏なお声もいただいています。
どうやら、インド食にとりつかれたせいか、日本食へスムーズに切りかえできなかった可能性がありそうです。
今日は現地で食べた南インドのご飯と、それにハマった人たちの様子をご紹介しましょう。
南インドのご飯はヘルシー
アーユルヴェーダの治療中、食事は基本的にベジタリアン仕様になります。
心身の浄化にエネルギーを使うため、消化にエネルギーをそれほど必要としない、野菜を中心とした食事が望ましいと考えるからです。
そして、南インドのご飯は、グルテンフリーが多いように感じます。
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たとえば、この写真の食事はすべてグルテンフリー。
- お米とココナッツの蒸しパン
- お米のクレープ
- 豆のドーナツ
- ひよこ豆のカレー
- コリアンダーのチャツネ
というラインナップです。
主食類はいずれも発酵させているので消化にいいですし、
軽い食感なので、朝からパクパク食べられます。
(※写真は朝食です)
他にも…
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といった感じで、お米や雑穀を原材料にした主食が多いのです。
たくさん食べても胃もたれしないから…
みなさん、けっこうな量を召し上がっていたでしょうか。
参加者は全員、肉や魚を普通に召し上がる方々ですが、
「菜食で物足りない!」という不満はあがりませんでした。
まあ、卵は食べてOKだったので、肉と魚を除く菜食ということになりますが、
それでも南インド食の満足度の高さがうかがえるかと思います。
お腹は、こわさない
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食事はすべて、アーユルヴェーダのドクターの指示によってつくられているので、
消化が軽くヘルシーなだけでなく、お腹をこわすことはありません。
油が使われている料理が多いので、多少、便がゆるく感じられるかもしれませんが、
今回のツアーで下痢に苦しんでいる方はいらっしゃらなかったです。
インドというと、「下痢をするのでは?」というイメージがいまだに強いかもしれません。
しかし、お寺やアーユルヴェーダのセンターに滞在する分には、
お腹をこわすリスクは限りなく低いはずです。
なぜなら、辛味はおさえられているし、油分も外食に比べて少ないからです。
そして、食事は毎回その場で作って、フレッシュな状態で出してくださいます。
日本のように「作り置き」の文化がないから、そもそも食中毒のリスクは低いはずなのです。
ちらつく「肥満」疑惑
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おいしい上に消化がいいからたくさん食べられる!…ということで、
ツアーの中盤あたりから、「太ってきたのでは?」という疑惑がささやかれるようになります。
毎日トリートメントを受けてリンパを流してもらっているので、
顔つきやお体はスッキリされているはずなのですが…
「顔がぽっちゃりしてきた」と誰かが言えば、「私も!」と同意する声が複数あがるのでした。
まあ、インドに行くとご飯がおいしくて太るのはわたしにとっては普通の話なので、
「帰国したら、元の体重に戻るから大丈夫!」とお伝えしたものの、みなさん納得がいかないご様子。
食べる量をへらして、節制をはじめられた方もいらっしゃいました。
日本食は重いのか?
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さて、帰国してから、消化器系の不調をうったえる方が複数いらっしゃいました。
- 胃もたれ
- 下痢
- 便秘
…とさまざまです。
旅の疲れもあるでしょうし、帰国後の日本はかなり暑かったので、
気温の変化も影響しているでしょうか。
みなさん、口をそろえて「日本食のせいではないか?」とおっしゃったのが興味深い点でした。
たしかに、「日本食」は消化にやさしくないかもしれません。
南インドのご飯は、お米がすりつぶされ発酵した状態で蒸したり焼いたりしています。
そして、お米の品種も日本とちがって、あっさりした軽い食感です。
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帰国して日本のもっちりしたお米を食べると、お腹にずっしりたまる感じがしましたね。
インド食に胃袋をつかまれた人たちは、きっとまたインドに行かれることでしょう。
インドにとりつかれたい人は、南インドご飯、おすすめです。