パンチャカルマ7.浣腸療法の「持続力」と「即効性」

クレンジング

こんにちは!
日本は暑いですね。

先週までインドにいましたが、雨季の南インドは避暑地のような涼しさがありました。

「インド?暑いでしょ?」と思われている方は、勘違いです。
日本の夏よりも、雨季の南インドの方が心地いいのは間違いありません。

さて、わたしはインドでアーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」を受けて、帰国しました。

帰国後はしばらく廃人のようでしたが…体力と知力が回復してきたので、
途中になっていた「パンチャカルマ」体験の続きをレポートします。

最後は、いつも「早送り」

規則正しい生活

パンチャカルマを受けるのは今回で4回目になりますが、
いつも、時間が伸び縮みするような不思議な感覚をあじわいます。

最初の1週間は、のんびりとした時間を楽しむ一方で、
最後の3~4日は、まったく余裕がなく、まるで時間を早送りされているかのような慌ただしさがあるのです。

実際、最初の方は、おこなうトリートメントの数も少ないですし、
内容的にも体への負担が少なく、ただただ「気持ちがいい」ものが多いでしょう。

しかし、だんだんとトリートメントの数が増え、体力を消耗する内容がでてくると、

  • 「トリートメントの時間」が長くなる
  • 「休む時間」が必要になる
  • 「睡眠時間」がふえる

などで、余白の時間が少なくなるなか、「やり残したこと」をやったり
帰国の準備をしたりするので…相対的に時間が早く感じるのです。

今回も、最後の1週間はあっという間にすぎていきました。

追いこみの「パンチャカルマ」で浣腸1リットル

今回の「パンチャカルマ」の最後は、「バスティ」とよばれる「浣腸療法」でしめくくられました。

  • 「スモール・バスティ」とよばれる「薬草オイル」による浣腸
  • 「ビッグ・バスティ」とよばれる「煎じ薬」による浣腸

を5日間、交互におこなったわけです。

「スモール・バスティ」で浣腸される薬草オイルの量は100mlほど。
一方、「ビッグ・バスティ」で浣腸される煎じ薬の量は、多いときで1リットルになりました。

ハーブの煎じ薬

1リットルといえば、けっこうな量ですし、
最後の5日間は毎日、何かしら浣腸されているわけで…まさに追いこみ!

ほどよい疲労感と慌ただしさとともにフィナーレを迎えたのです。

浣腸療法の「持続力」と「即効性」

「バスティ」(浣腸療法)は、やればやるほど体が軽くなる…
わたしにとっては「とても合う」療法だと感じています。

特に「スモール・バスティ」と「ビッグ・バスティ」の組み合わせが秀逸。

「スモール・バスティ」の方は、100mlほどの薬草オイルを注入するだけですから、
浣腸後すぐにトイレにいきたくなる感じではありません。

1時間ほど体内にキープして、その後、翌日まで何度か排せつする「持続性」があります。

つまり、その場かぎりの排出にとどまらないのがポイントでしょうか。
薬効成分がオイルという触媒をとおして体全体にいきわたり、不要な毒素を集めて排出してくれる「持続力」がすばらしいと感じます。

一方で、「ビッグ・バスティ」は1リットルほどの煎じ薬を浣腸するので、刺激は強烈です。
すぐにトイレに行き、けっこうな量を排せつすることになります。

「スモール・バスティ」(オイル浣腸)と比較すると、
大腸にたまった毒素を強制的に排せつする「即効性」があるでしょうか。

  • 「スモール・バスティ」の「持続力」
  • 「ビッグ・バスティ」の「即効性」

両方がデトックスのキーであり、それぞれにより排出できる毒素や毒素の質がことなるように感じます。
※個人の感想です。

この2つを毎日、交互に組み合わせることで、体内にためこんだ毒素を根こそぎ排出できるのではないでしょうか。

いやいや、いいデトックスができました。
…と満足していたら、最後の数日で、まさかの次の「準備」がはじまります。

パンチャカルマの終わりで「準備」をするって、何なのでしょうか?
「準備」と次の「本番」の話は、また別の記事でご紹介します。

※アクセスバーズ プラクティショナー養成講座は7月11日(木)から、
プラブヨガのクラスは7月13日(土)から再開します。

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