脈診で「心」と「体」が丸裸になる
こんにちは!
わたしは「プラブヨガ」というちょっと変わったヨガを教えつつ、自分自身も「生徒」の1人として学び続けています。
ヨガの師は、マスター・プラブジとマスター・サティシュジです。
マスター・プラブジは、フィジカルな「身体」をみることにおいて、卓越した能力をお持ちのお方。
身体の構造から現在おきている問題まで、瞬時に分析してアドバイスをくださいます。
そのアドバイスの的確さに舌をまく人も多いでしょう。
実際、わたしはプラブジのアドバイスにより、慢性化していた坐骨神経痛が3ヶ月で治りました。
一方、プラブジの弟さんであるマスター・サティシュジはアーユルヴェーダの専門家であり、生理学的な「身体」やエネルギーの状態からアドバイスをくださいます。
わたしは、今年の6月にサティシュジから「脈診」を受けました。
「脈診」とは、アーユルヴェーダなど伝統的な医学でもちいられる手法で、脈からその人の状態を把握します。
生まれもった体質だけでなく、消化をする能力や毒素の状態などもわかるのです。
さらに、サティシュジの脈診がユニークなのは「心にかかえる問題」まで把握されること。
今日は、サティシュジに診ていただいたわたしの「脈診」の結果と、アドバイスを実践した結果をご紹介します。
脈診からわかる「身体の状態」
マスター・サティシュジによると、脈診により…
- 生まれもった「体質」
- 現在の「体調」
- エネルギーの状態
- 消化力
- 血液や神経の状態
- 身体の信号(シグナル)
- 心の傾向
などがわかるといいます。
わたし自身の本来の体質は「水」のエネルギーが強いけれど、
現在は「火」のエネルギーが増えすぎている状態です。
だから「火」のエネルギーをふやしすぎないよう、食事や生活を工夫する必要があります。
一方、「エネルギーレベル」に問題はなく、「消化力」は非常に強いとのこと。
消化力の強い人は、お腹がすきやすく、よく食べる人が多いです。
わたし自身も「大食」でそれ自体はOKだけれども、「もっと野菜をとるように」とアドバイスいただきました。
なぜなら、「ラクタ」とよばれる血液の状態に問題があるからです。
血液のアルカリ度を高めて「ラクタ」の状態をよくすると、身体がもっとやわらかくなるとおっしゃっていました。
また、神経や身体のシグナルが「弱い」とご指摘いただいています。
神経やシグナルが弱いからこそ、ヨガのポーズでハンドスタンド(倒立)をするときに、手に震えがでるとのことでした。
わたしはハンドスタンドが苦手なので、なるほど!と納得がいったポイントです。
脈診からわかる「心の状態」
脈診は、身体の状態だけでなく、「心」の状態もわかるのだとか。
わたしの場合は、「自分よりも他人に時間をつかう」心の傾向があるとご指摘いただきました。
他人のために時間をつかうことで、他人からの「信頼」を得ようとするとのこと。
つまり、自分自身を信頼できないから、他人からの信頼を求めているともいえます。
だからこそ、もっと「自分で自分を信頼するように」とアドバイスいただきました。
実際、他人のことで頭を思い悩ませるなど物理的な時間をさいているわけではないのですが、「信頼を得るためにがんばりすぎる」傾向はたしかにあると感じます。
「きちんとしなければ…」というプレッシャーは、謙虚なようでいて、
実は「自分で自分を信頼できていない」ことに起因しているのだと気づかされました。
自分を完全に信頼できれば、たとえ他者から罵倒されようと、信頼を失おうと…
自分のなかでくつろいで、平然と受けとめられるのではないでしょうか。
もちろん、すすんで他者との信頼関係をぶちこわす必要はありませんが、
「自分で自分を信頼する」がわたしにとってのキーワードになりそうです。
食事を改善した結果
脈診結果からいただいた食事のアドバイスを実践したところ…
前回の脈診から3ヶ月経った今、「変化はよくわからない」状況です。
なぜなら、
- もともと元気で、目立つ不調がなかった
- 完全に実践しきれなかった
のが理由だと思われます。
つまり、「痛みがなくなった」「病気が治った」など不調からの回復はわかりやすい一方、
「健康な人がより健康になる」のは、変化を感じづらいといえそうです。
そして、「完全に実践できていない」…という落とし穴もありました。
わたしの場合は、「野菜や果物をたくさんとる」必要があったのですが、どうしても日々の食事で炭水化物を多くとりたくなってしまうのです。
野菜や果物をたくさん食べても満足感が今一つでして…
ご飯をたっぷり食べてしまった、というところが大きいでしょうか。
ベジタリアンなので、普通の人よりは野菜や果物をたくさんとっているはずですが、
まだまだ足りていないと思われます。
食の欲求は強いので…「アドバイスをすべて実践する」ことが、一番むずかしいポイントかもしれません。
いやいや、修行が足りませんね。
「食欲」とうまくつきあい、微細な変化を感じとれるように感度を高めていきたいです。