1月プラブヨガ 一般クラスレポート(番外編)
こんにちは!
今日は、週末に東京でおこなわれたプラブヨガの一般クラスについて、番外編のレポートをお届けします。
先週の土曜日は、ヨガの師であるマスター・プラブジの誕生日でした。
わたしたちは、サプライズで誕生日ケーキをおわたし!
ろうそくに火をともして、ケーキをお披露目したのですが…
プラブジはろうそくの火を吹き消されませんでした。
ろうそくの火がついたままケーキを小さくカットし、参加者全員の口に運んでくださったのです。
実はインドの伝統的な文化では、火を吹き消しません。
今日はその意味について考えつつ、西洋とインドの「誕生日の祝い方」の違いをご紹介します。
誕生日が楽しみな方も、誕生日をお祝いするのが大好きな方も、「インド流の誕生日のとらえ方」を新鮮に感じていただけると思います。
ぜひお気軽にお読みください♪
プラブジの誕生日のお祝い
プラブジの誕生日にあわせて、わたしたち東京のインストラクター仲間は、サプライズの計画をたてました。
リーダーのなおこさんが花かごを用意し、仲間の1人が美しいバラを持参してくれました。
そして、生徒さんのお1人がお砂糖なしのヴィーガン仕様のケーキをつくってくださったのです。
「ヴィーガンケーキは初めてつくる」とおっしゃっていましたが、とても美味しくて大好評!
ケーキはプラブジが小さくカットし、参加者全員の口に運んで食べさせてくれました。
まるでひな鳥になった気分です。
誕生日ケーキの火を吹き消さない理由
ケーキは、ろうそくに火をともしてプラブジの前まで運ばれましたが、火は吹き消されませんでした。
実はインドの伝統的な文化では、火は火の神「アグニ」を意味し、わたしたちの命そのものだと考えるからです。
わたしたち人間の進化はもちろん、日常生活においても火は必要不可欠といえます。
そして、体のなかの「火のエネルギー」が機能しなければ、消化や代謝がおこなわれず命をつないでいけません。
また、火は知識の象徴としても知られ、インドではお祈りをするときにランプに火をともします。
なぜならわたしたちの苦しみや悲しみの多くは無知によるものであり、知識が必要だからです。
つまり、息を吹きかけて火を消すのは、「アグニ」や「命」を軽んじる行為であり「無知による暗闇」を意味するといえるでしょう。
じゃあ、ろうそくの火は一体どうするのか?というと…
自然に消えるのを待つか、花びらなどで覆って火を消します。
西洋とインドの「誕生日の祝い方」の違い
ろうそくの火を吹き消すのは西洋の文化の特徴です。
そして、ろうそくの火を吹き消すか、吹き消さないか以外にも西洋とインドでは「誕生日の祝い方」が根本的にことなります。
誕生日は
- 西洋では「受けとる」日
- インドでは「あたえる」日
を意味します。
わたしたちは西洋文化の影響を受けているので、誕生日は「プレゼント」をもらったり人から祝ってもらう機会だと感じるでしょう。
しかし、インドの伝統的な文化では逆なのです。
誕生日はお祈りをし、恵まれない人や動物にご飯をあたえ、寄付をするよい機会だと考えられています。
つまり、自分が周りに「貢献できる」ことを喜ぶ日なのです。
「あたえる量や内容」は関係ありません。
経済的に1円しかわけられなくても、「あたえる」ことに意味があります。
マスター・プラブジがケーキを小さくわけて皆の口に運んだのも「あたえる」行為ですね。
「先生、ケーキ食べれたの?」と後で聞いたら、「最初に味わったよ」とおっしゃっていました。
物理的には召し上がっていないと思いますが、わたしたちの気持ちを味わってくださったのでしょう。
以上、プラブジが誕生日ケーキのろうそくの火を吹き消さなかった話から、西洋とインドの誕生日の祝い方の違いをご紹介しました。
いかがでしょうか。
次の誕生日はインド流に「あたえる日」にしてみても面白いかもしれません。
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