「太陽礼拝」は体の痛みを癒す?!
こんにちは!
プラブヨガをはじめてから、「太陽礼拝」をあまりやらなくなりました。
「太陽礼拝」とは、上のイラストのような動きをおこないながら、
「太陽に礼拝する」というコンセプトのヨガのポーズ。
プラブヨガにも「太陽礼拝」はありますが…
- 「太陽礼拝」できるタイミングがかぎられている
- 「準備」に時間がかかる
など制約が多く、後回しにしがち(言ってしまった!)なのです。
※「太陽礼拝」についてくわしくはこちらから。
「太陽礼拝」は、太陽のエネルギーをとりいれるポーズなので、
特に朝の「日の出」の時間におこなうといいと言われます。
最近の日の出は朝の5時すぎ。
ポーズの前の「準備」に2時間かかるとすると、夜中の3時からヨガの練習をはじめることになるので…敬遠しがちなのです。
一方、ヨガ界では「太陽礼拝はすごい!」「体の痛みをとりのぞく」と言って、毎日のように練習する人たちもいます。
プラブヨガをはじめる前のわたしも、毎日かかさず「太陽礼拝」をおこなっていました。
「太陽礼拝」は本当に体の痛みをとりのぞくのでしょうか?
今日はそんな「太陽礼拝」について、プラブヨガの観点から考えてみましょう。
「太陽礼拝」は体の痛みを癒すのか?
「太陽礼拝」は体の痛みをとりのぞき、癒す効果があるのでしょうか?
個人的な意見になりますが…
適切におこなえば、体を癒す効果があるのかもしれません。
太陽のエネルギーは生命の根源。
「太陽礼拝」で太陽のエネルギーを心身にとりこめば、生命力が高まり、不調が改善されても不思議ではないでしょう。
しかし、ただ漫然と「毎日やればいい」というものではなく…
冒頭でご紹介したように、太陽礼拝をする「タイミング」や「準備」など注意点は多々あります。
なぜなら、ヨガのポーズはどれも繊細なもの。
何回やるかという「量」だけでなく「質」も重要だと思うのです。
「太陽礼拝」を信仰する人たち
わたしが以前お世話になったヨガの先生は、「太陽礼拝で腰痛がなおる」と断言されていました。
実際にギックリ腰や坐骨神経痛などが「太陽礼拝」でなおったとのことです。
しかし、その先生からよくよく話を聞くと…
太陽礼拝で腰痛がなおるまでに「3~10年」かかったとおっしゃっていました。
つまり、10年もの間、痛みを抱えながら太陽礼拝をやり続けたわけです。
ものすごい忍耐力だと思いますし、痛みがなくなったのは「太陽礼拝」の効果だけでなく、太陽礼拝を「信じる気持ち」すなわち「信仰」によるたまものでは…とさえ感じます。
一方、「信仰」というほどでなくても、太陽礼拝を特別視して「どんなに忙しくても、毎日やる!」と意気ごむヨギをたくさん見てきました。
「太陽礼拝」には人の心を魅了する何かがあるのかもしれませんね。
「太陽礼拝」は、わかりやすい「ヨガ」
さて、「太陽礼拝」の効果はさておき…
ヨガの師であるプラブジが「太陽礼拝」のルーツを教えてくださいました。
プラブジによると、「太陽礼拝」とは、西洋でヨガを広めるために教えられた「ヨガのわかりやすい形」とのことです。
ヨガはインドで生まれて、西洋に伝わりました。
ヨガの深い教えにふくまれる
- 「バンダ」
- 「チャクラ」
- 「エネルギー」
などを西洋人に説明しても、文化的背景がちがいすぎて理解できないので、
「太陽礼拝」というわかりやすい形から教えられた…とおっしゃっていました。
たしかに、ヨガについて何も知らない人に「バンダ」「チャクラ」「エネルギー」などといっても理解できない上に、「あやしい」と警戒されるのがオチでしょう。
その点、「太陽礼拝」はわかりやすいです!
物理的な体の動きとともに呼吸をあわせて、一連の動きをおこなうだけですし、
「太陽に礼拝する」というちょっと神秘的なコンセプトも西洋人に受けそうですね。
実際、世界中でヨガが広まるきっかけの1つになったのではないでしょうか。
というわけで、今日は「太陽礼拝」について考えてみました。
「太陽礼拝」は適切におこなえば、太陽のエネルギーを体にとりこめる効果的なヨガのポーズ。
これから日がみじかくなる季節、「太陽礼拝」はちょうどいいかもしれません。