パンチャカルマ【day14】オイル浣腸
こんにちは!
インド旅も終わりに近づいてきました。
毎日、裸足で砂浜を歩くのが楽しみの1つです。
海も空も毎日ちがって、見飽きることがありません。
さて、アーユルヴェーダの治療はクライマックスです。
今日はアーユルヴェーダの浄化療法「パンチャカルマ」14日目の様子をレポートしましょう。
オイル浣腸、はじまる
「パンチャカルマ」14日目は…
- 薬草オイルのマッサージ「アビヤンガ」
- 鼻からオイルを点鼻する「ナスヤ」
に加えて、「ヴァスティ」とよばれるオイル浣腸がおこなわれました。
浣腸に使うオイルも、もちろん薬草オイルです。
お腹まわりをあたためたら、ゆっくり呼吸するよう指示され、約100mlのオイルが肛門から注入されました。
リラックスして、あたたかいオイルが下腹部に広がるのを味わいます。
100mlと少量なので、すぐに便意はやってきません。
2〜3時間そのままキープできるといいようですが、便意がきたら排せつするように指示を受けました。
部屋にもどって休みつつ、結局1時間ほどで排せつタイムです。
浣腸する意味は?
浣腸法である「ヴァスティ」は、ただオイルなどを注入して下痢をうながし、腸内を洗浄する目的ではありません。
オイルが触媒となり、薬草の有効成分を腸内に浸透させて、体の内側にたまった汚れや毒素を一掃するのです。
そして、実は13日目までにおこなってきたトリートメントの多くは、「ヴァスティ」のための「準備」にあたります。
体にたまった汚れや増悪したエネルギーを「お腹」という特定の場所に集めるために「準備」をしました。
13日間といえば、トリートメントの大半を費やしていますから、なかなか入念な準備ですよね。
準備することで一箇所にたまった毒素を一掃するための手段が浣腸法「ヴァスティ」です。
世界が変わる?!「ヴァスティ」体験
浣腸法である「ヴァスティ」は薬草オイルのほか、煎じ薬が注入されることもあります。
どちらかというと、オイルの方がマイルドな手法でしょうか。
オイルをしばらく内側にキープして、便意がくるまで気長に待つだけだからです。
オイルを排せつした後は、数回ほどトイレに行くかもしれませんが、止まらなくて困る…という感じにはならないと思います。
わたしの場合は「ヴァスティ」を受けるほどに、体がスッキリして元気になっていく感じがします。
視覚や嗅覚などもクリアになり、世界が少し変わってくるのです。
さて、15日目は煎じ薬を注入する「ヴァスティ」です。
煎じ薬の「ヴァスティ」はなかなか手強いトリートメント。
15日目の様子もどうぞお楽しみに!