ヨガと曜日の関係
こんにちは!
週末はゆっくりできたでしょうか。
月曜日は週はじめで、新鮮な気持ちになります。
そして、実は「ヨガにピッタリ」な曜日かもしれません。
なぜなら、インドの伝統的な価値観では、月曜日はシヴァ神と関係するからです。
シヴァ神は「破壊の神様」ですが、最初にヨガを教えはじめたグル(師)としても知られます。
最近ヨガの練習ができていない…方は、月曜から再開されてはいかがでしょうか。
わたしが以前おこなっていたアシュタンガヨガでは、
- 土曜日はヨガの練習はお休み
- 火曜日に新しいポーズは教えてもらえない
など、曜日と行動が密接に関係していました。
…といっても、創始者であるパタビジョイス師がご存命の頃のインドでの話であり、今ではあまり関係なくなっているようです。
パタビジョイス師はインド占星術に精通され、祈りのある生活をされていたと聞きますので、
曜日ごとに行動がことなるのは、インドの伝統的な価値観に基づくものだと思われます。
今日は、ヨガと曜日の関係を考えてみましょう。
Contents
曜日をつかさどる惑星と神様
インドの伝統的な価値観では、曜日と関係の深い「惑星」「神様」が存在します。
(曜日) (惑星) (神様)
月曜 → 月 → シヴァ神
火曜 → 火星 → ハヌマーン神
水曜 → 水星 → ヴィシュヌ神
木曜 → 木星 → グル
金曜 → 金星 → デーヴィー
土曜 → 土星 → シャニ神
日曜 → 太陽 → アーディッティヤ(太陽神)
…という感じです。
毎日、曜日に関係する神様にお祈りをささげる人もいるし、
占星術上の観点から「問題のある惑星」に対応する神様を礼拝するケースもあります。
たとえば、火星に傷つきがあり「怒りっぽい」など性格に難がある人への対処法として、
「火曜日にハヌマーン神のシュローカ(詩)をとなえる」という「処方」がされたりします。
火星は「戦い」を象徴する惑星であり、ハヌマーン神は「力」の神様。
ハヌマーン神に祈りをささげることで、火星の悪影響を軽減できると考えるのです。
なお、金曜日と関係する「デーヴィー」は美しい女神様のこと。
金曜日は「ハナキン」という言葉があるように、心が華やぐ日でもありますから…
曜日と神様はなんとなく関係する感じがします。
ヨガと曜日の関係
冒頭で、昔の伝統的なスタイルのアシュタンガヨガでは
- 土曜日はヨガの練習はお休み
- 火曜日に新しいポーズは教えてもらえない
…とご紹介しましたが、これは曜日をつかさどる惑星の象意が関係するものと思われます。
たとえば、土曜日をつかさどる「土星」は、インド占星術では生来的な「凶星」だと考えられています。
あらゆる不幸や慢性病、そして物事の「中断」を意味するのです。
ヨガは継続してこそ大きな効果につながるので、「中断」はさけたいもの。
土曜日にヨガを休むのは、土星の象意である「中断」をさけるためではないかと感じます。
一方、火曜日をつかさどる「火星」は、「攻撃性」や「エゴ」の象徴です。
新しいポーズを習得して高慢になったり、「もっと、もっと!」と求める欲求をいましめるためなのかもしれません。
ちなみに、記憶がさだかではないですが…
新しいポーズは、月曜日にもらえる(教えられる)と聞いた気がします。
月曜日は、ヨガの神様であるシヴァ神と関係が深い日ですから、
シヴァ神の祝福が得られてちょうどいいタイミングといえそうです。
このあたりは、パタビジョイス師ご本人がおっしゃっていたわけではなく、わたしの解釈になります。
とはいえ、曜日によりヨガに関する行動がことなるのがおもしろいですね。
プラブヨガでは、曜日でどうのこうの…というのはありませんが、
「日曜は太陽礼拝」「月曜は月礼拝」など曜日ごとにメニューをアレンジしてもいいかもしれません。
惑星はチャクラとも関係するので、またそんな話もご紹介したいと思います。