6月プラブヨガ 東京クラスレポート(フード編)

こんにちは!
今日は、週末におこなわれたマスター・サティシュジによる「ナディチェックと健康/食事の個人指導」クラスの食事を中心にレポートします。

今回の食事は、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の知恵をベースにしたランチで、2日間ともに食べきれないほどのボリュームがありました。

そして、ただ豪華でボリュームがあるだけではありません。
2日間でおこなわれたさまざまなワークアウトを組み合わせることで、相乗効果を発揮するように設計されたランチなのです。

なぜなら、マスター・サティシュジは食のプロフェッショナル。
配られたフードの1つ1つが意味をもち、何に作用するか計算しつくされています。

そのせいか、2日間(計15時間)のクラスでしたが、途中でバテることなく元気にクラスに参加できました。
いつも以上に「快便」だったのも、食事のおかげだと思います。

気になるお味については、「天国と地獄を味わった…」と申しておきましょうか。

というのも、アーユルヴェーダがベースの食事は

  • すべての味(甘、塩、酸、辛、苦、渋など)
  • すべての性質(温、冷、軽、重など)

を使ってバランスがとられることが多いので、自分が苦手とする味も当然ふくまれるからです。
では、さっそく1日目と2日目のランチからご紹介しましょう。

「おやつ」がうれしい!1日目のランチ

1日目のランチは計7点。
なんと「おやつ」つきです。

おやつのナッツ&ドライフルーツ

おやつがあるとウキウキするのは、わたしだけでしょうか。
すべてのフードには、かわいらしいシールが貼られていて、フタをあけると中身はこんな感じです。

スパイスがふんだんに使われている

(左上から)

  • 甘いドリンク
  • ビリヤニ(野菜とスパイスの炊き込みご飯)
  • キヌアとスパイスのご飯風サラダ
  • スープ
  • 生野菜のサラダ
  • 豆のサラダ
  • ドライフルーツとナッツ(おやつ)

前菜にサラダ2種類とスープ、メインはご飯風にしたキヌアとビリヤニ、
お口直しの甘いドリンクに、3時のおやつまでついた豪華なコースランチ
です。

キヌアは雑穀で、正確には「ご飯」ではありませんが、ご飯を食べているかのようなボリュームでした。

それぞれコンパクトな容器に入っているものの、けっこうな重量があります。
食べても、食べても、全然へらないのでした。

品数9点!さらに豪華な2日目のランチ

1日目のランチもボリューミーでしたが、2日目はさらに増えて、なんと9種類のメニューでした。

お品書きは、左上から順に…

  • ラギ粉のミルクドリンク
  • オレガノ・ティー
  • ヨーグルトライス
  • ビリヤニ(野菜とスパイスの炊き込みご飯)
  • レモンライス
  • 豆と柑橘のサラダ
  • 生野菜のサラダ
  • ドライフルーツとナッツ(おやつ)
  • バジルシードのドリンク(※上の写真に掲載なし)

サラダは、1日目も2日目も「塩なし」です。
輪切りにうすくスライスされた人参は、塩分なしでとると、目の栄養になるのだとか。
(くわしくはこちらから)

「豆と柑橘のサラダ」に入っている豆は24時間ほど浸水させた生の緑豆です。
しょうがやオクラ、玉ねぎ、コリアンダーの葉、柑橘、パセリなども入った爽やかなサラダでした。

「ビリヤニ」は一般的には、お米とスパイス・野菜などの具材が入った炊き込みご飯ですが、
今回はお米ではなく割れた「小麦」の実が使われています。

北インドの「小麦」で、粉にして食べるのではなく、お米のように形を残して食べる品種とのこと。
スパイスは、カルダモン、ターメリック、マスターシード、クミンシードなどたくさん入っていました。

レモンライスは、レモンとカシューナッツと塩が少し入った酸味のあるごはん。
ヨーグルトライスは、玉ねぎやナッツ・ヨーグルトがはいったご飯で、ズッシリとお腹にたまっていきました。

ドリンク類は、飲む時間が決まっていて…

  • 最初にラギ粉のミルクドリンク
  • 3時にオレガノ・ティー
  • 夕方5時バジルシードの甘いドリンク

の順に飲んでいきました。

サティシュジによると、この9点で1日分の食事(朝食、昼食、夕食)に相当する栄養価とのこと。

重ねると、タワーのよう

体にとって軽いものと重いものがバランスよくミックスされたアーユルヴェーディック・ランチでした。

苦行のフード編

今回のランチは、全体的にスパイスがたくさん使われていて、けっこう刺激的な味つけでした。
大半は刺激を楽しみつつ、おいしくいただいたのですが、「苦行?」とツッコミを入れたくなるような苦手な食べ物もありました。

たとえば、2日目の「豆と柑橘のサラダ」に入っていたスライスの生姜はサイズが大きいので、かみしめると…強い刺激に悶絶です。

そして、サラダに入っていた柑橘類の種は食べるといいと聞き、種をガリガリかじって食べましたが…
苦味が強くて、けっして美味しくはありません。

さらに、苦行のきわめつけは、3時に飲んだオレガノ・ティーです。

右上の茶色いお茶がオレガノ・ティー

ハーブのオレガノを煮出したお茶で、お茶そのものはおいしく感じました。
家でも作りたいと思って、サティシュジにレシピをたずねたくらいです。

しかし、わたしは完全に油断していました。
底の方にオレガノの葉が沈殿していて、それも食べる必要があるとのこと。

この葉っぱが本当に「えぐい」のです!

えぐみで顔がひんまがりますが…「薬だと思って、全部食べるように」とのお達し。
なんとか葉っぱを全部食べ終えたころには、一仕事おえた気分になっていました。

まさに「良薬、口に苦し」の例ですね。

天国のフード編

というわけで、苦さや渋さ・えぐみを味わった後の「甘味」は天国のような存在です。
2日目のラギ粉のミルクドリンクとバジルシードのドリンクは甘味がきいて、最高でした。

まさに「ほっとする味」。
特に、雑穀のラギ粉とミルクでつくられた甘いドリンクは、ラギの奥深い味わいとしっかりしたボリュームで満足感をもたらしてくれました。

それもそのはず…なんと1杯で朝食になるくらいの栄養価なのだとか。

ラギのミルクドリンク
左上がラギのミルクドリンク

バジルシードのドリンクは2日目の夕方5時に用意されたドリンクで、
プチプチしたバジルシードの感触を楽しみながら、おいしくいただきました。

バジルシードのドリンク(黒いつぶつぶがバジルシード)

夕方に甘いドリンクが用意されたのは、もちろん意味があって…
甘味は幸福感をもたらすからだそうです。

幸福ホルモンとよばれる「ベータエンドルフィン」が脳内で発生し、ただ幸せを感じるだけでなく、筋肉も強化してくれるとのこと。

2日間、さまざまなワークアウトをおこなった「ご褒美」というか…
心と体をケアするのに効果的なようです。

実際、苦行のあとだったこともあり(笑)、心まで癒される幸せな体験となりました。

というわけで、刺激的でありながら、心と体を細胞からフレッシュにととのえてくれたランチの数々。
ヨガは、体を動かすだけでなく食事も大切で、組み合わせると最強だと気づかされました。

師のもとで学び、師のつくった食事を食べられるなんて、本当に幸せなことです。
大阪でも同じテーマのクラスが6月25日(土)と26日(日)に開催されますので、今回受けそびれた方は、どうぞお見逃しなく!

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