「ニンジン」で眼を滋養する

こんにちは!
食養の世界では、体の特定の部位に似た食べ物は、その部位に薬効をもつと考えます。

たとえば、腎臓と形や色がよく似た「小豆」は、腎臓のはたらきをサポートするのだとか。

小豆とカボチャを一緒にたいた「カボチャ小豆」は、デトックスに効果的ですし、
小豆を煮出した「お茶」は、むくみを解消するなど「腎臓」のはたらきを助けます。

さて、先日のマスター・サティシュジのクラスでは、「ニンジン」が体のある場所に似ていて、
その場所に効果的だという興味深いお話がありました。

今日は「ニンジン」をテーマに薬効を考えてみましょう。

「ニンジン」そっくりな体の部位は?

ニンジンをうすく輪切りにスライスしたものを想像してください。
体のどの部位に似ているでしょうか?

「うーん…血管?」とわたしは思ったけれど、
正解は「眼」です。

言われてみれば、「眼球」に似ていないでしょうか。
外側に白目があって、中に黒っぽい「虹彩」があり、中心に「瞳孔」がある感じです。

マスター・サティシュジは、輪切りにしたときに、写真のような「眼」の形に見えるニンジンを選ぶようにとおっしゃいます。

遺伝子が組み換えられたニンジンのなかには、輪切りにしても「眼」のような形にならないものがあり、そういうニンジンは眼に有効ではないそうです。

「眼」も「ニンジン」も塩が苦手?!

眼に塩水を入れると痛いですし、赤くなって充血してしまいます。

同様に、輪切りにしたニンジンのスライスを塩と一緒に食べると…
「眼」には効果がなくなってしまう
のだとか。

うすく輪切りにしたニンジンは、生のまま何もつけずに食べると「眼」を滋養できると、マスター・サティシュジはおっしゃっていました。

ニンジンのサラダには、つい塩やドレッシングをつけたくなりますが…
眼への効果を考えると、素材をそのまま味わうのがいいようですね。

それにしても、体の部位に似た食べ物が、その部位に薬効があるだけでなく、
苦手とする食材(今回だと塩)が共通するなんて、おもしろくないでしょうか。

「ニンジン」の葉は、体のどこに効果がある?

食養では、ニンジンの葉が生えはじめる根本の部分は「視神経」にいいといわれています。

ニンジンをスライスすると「眼」の形になるのはご紹介したとおりですが、
葉が密集する根本の部分は、ちょうど眼から脳につながる「視神経」のような形をしているからです。

だから、眼のトラブルがある人には、ニンジンの葉の根本を食べるようにすすめられます。
輪切りのスライス(眼球)と、そこからつながる葉(視神経)の両方を食べると、眼全体を滋養できそうですね。

なぜ体の部位に似た食べ物が、その部位に薬効があるか…の仕組みはよくわからないけれど、
体も食材も、似ているものはエネルギー的な周波数が共通しているのかもしれません。

体とよく似た食材に感謝し、上手に食卓にとりいれていきましょう。

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