南米のハーブ「ハペ」で強烈デトックス体験
こんにちは!
先日、ヨガ仲間がおもしろい植物療法のセッションをしてくれました。
南米の先住民族がシャーマニズムの儀式などでもちいる「ハペ」とよばれるハーブを使った植物療法です。
「ハペ」は、体や心のエネルギー的な「つまり」を解消し、自分や地球との「つながり」をとりもどす効果があるのだとか。
ヨガと似たようなコンセプトに聞こえるかもしれませんが…その強烈さはくらべものになりません。
強い衝撃とともに体から流れ出る鼻水や涙・咳・よだれなどは、かわいい方で…
人によっては何度も吐き、お腹をくだし、強制的にデトックスさせられる体験になるようです。
一方、
- エネルギーが体中をめぐる感じ
- 深い瞑想のような心地よさ
- わきあがる喜びと安心感
- 終わった後の爽快感
など、これまで経験したことがない感覚をもたらしてくれました。
今日はそんな強烈デトックス体験をご紹介します。
南米のハーブ「ハペ」とは?
「ハペ」は、南米アマゾンの先住民族が儀式や治療、社交などさまざまな目的で用いてきたハーブの粉末のこと。
「灰」になった粉末のハーブを、直接「鼻」から吸引します。
専用のパイプで、症状にあわせて調合されたハーブを鼻からすいこむのです。
フレッシュなハーブではなく、すでに「灰」になっているけれど、その効果はとてもパワフル。
ヨガ仲間いわく、「ハペ」は「プラント・スピリット・メディスン」とのこと。
灰になっても植物のスピリットがきちんと残っていて機能するなんて、おもしろくないでしょうか。
こちらのサイトによると、南米では古くから
- 通過儀式
- お祭り
- 社交的な集まり
- 癒しの儀式
など生活のあらゆる面で「ハペ」を使用してきたのだとか。
部族ごとにブレンド方法や、儀式でもちいる「聖歌」がちがったりするそうですが、「深い癒しの効果をもつ神聖な薬」という点で共通するようです。
ときに覚醒作用や高揚感をもたらす「ハペ」ですが…違法な薬物ではありませんので、ご安心ください。
1発目の「ハペ」:憑依をとる
ここからは、わたしのはじめての「ハペ」体験談です。
「ハペ」を紹介してくれたヨガ仲間は、わたしの顔をまじまじと見て「憑依されてる感じがする」と言いました。
そうかもしれない、と妙に納得するわたし。
「憑依」が何を意味するかによって微妙にちがうけれど、わたしたちは他の存在から思考や価値観を「借りている」と感じるからです。
場合によっては、「のっとられる」くらい価値観をすりこまれていたりするので、「憑依されている」と言われても違和感はありません。
ヨガ仲間は「ハペで憑依をとってみる?」と続けます。
なんだか面白そうだからお願いすることにしました。
わたしの憑依をとるために、「ハペ」を調合してくれます。
いよいよ吸入です。
息を吐いて、吸って、呼吸を止めたタイミングで…左の鼻の穴からパイプで「ハペ」を吹き入れてもらいました。
その瞬間、鼻の穴から脳天にむけて、ハンマーでたたき割られたような強い衝撃がわたしをおそいます。
「っっっっ…」と声にならない強烈な痛みです。
頭がぐわんぐわんして、世界がゆれ動いていき…
体中のエネルギーがぐるぐると動いていくのが感じつつ、その場に倒れこみます。
しばらくすると手先と足先がビリビリとしびれはじめ、エネルギーがオーバーフローしたような感じになり、手足が硬直して動かなくなってしまったのです。
同時に「咳」が止まりません。
涙や鼻水も流れ出て、いっせいにデトックスがはじまったようです。
やがて口の左横の筋肉がピクピクとけいれんしはじめます。
しばらくしたら、左のまぶたの下もピクピク動きだしました。
体もエネルギーも同時進行で動いていく感覚は、はじめての体験です。
2発目の「ハペ」:左側の「つまり」をとる
ヨガ仲間によると、わたしは「左側がつまってる」とのこと。
左側のつまりをとる「ハペ」を新たに調合してくれました。
たしかに、顔がピクピク動くのは左側だけ。
そして、「ハペ」を吸入したときの衝撃も、右鼻より左鼻の方がはるかに強烈でした。
手先と足先はまだ硬直して動かない状態ですが、2発目の「ハペ」に突入です。
1発目と同じように、左鼻から入れた後、右鼻にも入れてもらいます。
今度は、スコーンと深いところに落ちていく感覚。
どこまでも、どこまでも、暗くて広い空間に落ちていきます。
黒い球のような空間がどこまでも広がりつづけて、その空間に抱かれて、ただただ気持ちいい感覚を味わいます。
何かとつながる心地よさがありがたくて、涙が出てくるのでした。
深い瞑想状態のなか、静けさと気持ちよさを味わいつくし、起き上がってみたら…
さっきまでの手足の硬直がすっかりなくなっていたのです。
3発目の「ハペ」:仙骨のつまりをとる
1発目は強い衝撃で、2発目はとてつもなく気持ちいい「ハペ」体験。
「もう1回やってみる?」とヨガ仲間が声をかけてくれました。
ヨガ仲間の見立てによると、わたしは「仙骨」あたりにエネルギー的なつまりが残っているようで…
仙骨にアプローチする「ハペ」を調合してくれました。
3発目も左鼻、右鼻の順に吸入します。
今回は2発目とはまた違った気持ちよさ。
深いところに落ちていくのではなく、その場にとどまり、繭につつまれているような感じでしょうか。
なんとも心地よく、守られているような安心感を感じました。
鼻水やよだれ、涙をふいたらセッションはおしまい。
終わった後もエネルギーが活発に流れている感じがして、手足がいつも以上にあたたかかったです。
さて、憑依はとれたのでしょうか?
その後の体験は、こちらから。