おいしい「白湯」の作り方
こんにちは!
あたたかい日がふえてきました。
季節の変わり目なので…花粉をはじめ、体調がイマイチの方も多いかもしれませんね。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、
どんな体調の方にも効果的な魔法のドリンクとして「白湯」がすすめられます。
ただの熱いお湯だとあなどるなかれ!
体をあたため、心身にたまった毒素をデトックスしてくれます。
今日はそんな「白湯」の良さやおいしい作り方をご紹介しましょう。
なぜ「白湯」は誰にでも効果的?
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、「白湯」はどんな体調の方にも効果的だと考えられています。
なぜなら、「白湯」には、自然界にあるすべてのエネルギー(5大元素)がふくまれ調和しているからです。
自然界の「すべてのエネルギー」が入っているということは…
わたしたちの体や心を形作るエネルギーも「白湯」にふくまれることになります。
ゆえに、わたしたちの内側のエネルギーがどんな状態であっても、
すべてのエネルギーをふくむ白湯は、体内のバランスをととのえてくれると考えるのです。
体調が悪いということは、わたしたちの体でエネルギーのバランスが悪くなっている証拠。
そんな体内のエネルギーをととのえ、たまった毒素をデトックスしてくれるのが「白湯」です。
「5大元素」と白湯
さて、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、万物は「5大元素」とよばれる「地・水・火・風・空」の5つのエネルギーから構成されると考えます。
わたしもあなたも、机もフライパンも、地球も火星も…
すべてのものが「地・水・火・風・空」の5つのエネルギーからできていると考えるのです。
そして、白湯は…
「水」を「火」で沸かし、ぶくぶくと気泡(「風」)を生じさせます。
水を沸かす鍋は「地」の要素がふくまれ、鍋という空間(「空」)を使って、
ただの水から白湯に変えていきます。
つまり、「水を沸騰させる」という行為の中に、「地・水・火・風・空」のエネルギーがまじりあい、調和する工程がふくまれるのです。
ただの「水」であれば、水のエネルギーだけですが…
火にかけ沸騰させることで、5大元素すべてをふくむ調和した飲み物になります。
すべてのエネルギーが調和しているからこそ、白湯は心身によいといわれるわけです。
おいしい「白湯」の作り方
みなさん、「白湯」を飲みたくなってきましたか?!
おいしい「白湯」の作り方をご紹介しましょう。
- 鍋またはやかんに水を入れて、沸騰させる(フタはしない)
- 沸騰したら、小さい気泡がブツブツ出るくらいの弱火にする
- 窓を開けて、弱火のまま10分~20分ほどキープしたらできあがり!
簡単ですね。
弱火で沸騰する10分~20分が長く感じるかもしれませんが…
朝の身支度などをしている間に沸かせば、特に手間にならないでしょう。
魔法瓶などに入れておけば、1日楽しめます。
さて、作り方のポイントは…
- フタをしない
- 沸騰したら弱火でキープ
- 窓を開ける
です。
フタをしないのと窓を開けるのは、「風」のエネルギーをとりいれたいからです。
コンロの近くに窓がない方は、換気扇でもいいでしょう。
弱火にするのは、火のエネルギーを調整するためです。
強火のまま沸騰をつづけると、火のエネルギーが入りすぎてしまいます。
10分~20分と時間がかかるのは、それぞれのエネルギーをとりいれ調和させるためです。
「白湯」がおいしくなる理由
上記の方法で「白湯」を作ると、おいしさにハッとしていただけるはずです。
嘘だと思われる方は…
- 強火で沸かした白湯
- 数分だけ沸騰させた白湯
- 電気ポットで作った白湯
などと比較すると一目瞭然だと思います。
なぜ、上記の作り方でおいしくなるかというと…
「地・水・火・風・空」の5大元素がバランスよくふくまれ調和しているからでしょう。
わたしたちの味覚は、「甘・辛・酸・苦・塩」など5味のバランスがとれたものを「おいしい」と感じるようにできていると聞きます。
同様に、わたしたちはエネルギーが調和したものを「おいしい」と感じるのではないでしょうか。
わが家は、よくお客様がいらっしゃいますが、お白湯は大人気。
お茶ではなくお白湯を飲みつづける方もいらっしゃるくらいです。
おいしさとは、5味や5大元素など「異なる要素の調和」なのだと感じます。
というわけで、ぜひおいしいお白湯を飲んでください。
5大元素と体のつながりについて、くわしく知りたい方は、今週末に開催されるプラブヨガの東京クラスがおすすめですよ!