「ヨガは24時間」の意味
こんにちは!
新緑が気持ちいい季節になってきました。
4月からはじまった新生活がおちついて、一息つくこの季節。
「五月病」という言葉があるように、心のバランスをくずしていないでしょうか。
今日は「心が疲れた」ときのヒントになりそうなお話をしたいと思います。
ヨガの達人は、体を動かすヨガの時間だけでなく「24時間ヨガをしている」といいます。
なぜなら、こちらの記事でご紹介したように、体を動かすだけがヨガではないからです。
同様に、高僧とよばれる禅寺の和尚さんも「24時間、座禅をしている」とおっしゃっていました。
座禅会の仲間で「毎日1時間、座禅をしている」と自慢げに話す人にたいして、
「1日に1時間しか座らないの?」と声をかけていたのを思い出します。
もちろん毎日鍛錬をつづけるのはすばらしいことですが…
物理的にヨガのポーズをしたり、半眼にして座っている時間だけが「ヨガ」や「座禅」ではないのです。
常に「今ここ」に意識をむけ、バランスをとって生きる姿勢こそが「ヨガ」や「禅」といえるのかもしれません。
残念ながら、わたし自身は「24時間ヨガをしている」といえるほど成熟していませんが、
最近犬を飼いはじめたことで気づいた経験をシェアしたいと思います。
Contents
犬から学ぶ「今ここ」を生きるヒント
今年のゴールデンウィークは、のんびりシロさんとすごしました。
犬のシロさんを見ていると、見習いたいと感じることがあります。
それは、「今ここ」を生きる姿勢です。
犬は、過去につらい経験をしたとしても…
そんなことより「今のごはん」や「ちょっと先のおやつ」に強い関心があります。
「今のごはんやおやつ」をより早くたくさん得るために、
- かわいらしくふるまっておねだりしたり
- 自分を強そうに見せて不満をうったえたり
あらゆる手をつくします。
そして、満腹になれば、仲間(人)のそばで安心して眠る…それだけで幸せなのです。
うちのシロさんの場合は、
食べ物 >>> 人
といったバランスではあるけれど、食べ物と人がいればとても幸せそうです。
単純だけど「生きる知恵」として、素敵なことではないでしょうか。
過去の出来事におちこんで食べ物が喉をとおらなくなったり、
未来の予定を恐れて頭がいっぱいになるよりも…
「今ここ」の幸せに集中できれば、生き物は幸せだと思うのです。
「今の幸せ」がたとえ「食べ物」だとしてもです。
悩みの多くは過去と未来
というのも、わたしたちの悩みの多くは、過去か未来のことではないでしょうか。
- 誰かに何か言われておちこんだり、
- プレッシャーのかかる仕事に不安を感じたり…
「今ここ」に心がないから「悩む」のだと思います。
だからこそ…
- 心が疲れている
- 悩みが解消しない
と感じたときは、過去や未来を心がさまよう「モンキーマインド」の状態をうたがってみてもいいかもしれません。
心をわずらわせることで生じるさまざまな不調は「モンキーマインド症候群」と名づけられそうです。
「モンキーマインドにぬる薬」はこちらから。
少なくとも「今ここ」の幸せに意識をむけ感謝できれば、ウツウツとした悩みの解消の糸口をみつけられるかもしれません。
気持ちのいい季節。
心を晴れやかに、「今ここ」に目をむけて楽しくすごしていきたいですね。