2月のプラブヨガクラス:体内毒素をデトックス
こんにちは!
昨日にひきつづき、2月のプラブヨガクラスのテーマを掘りさげたいと思います。
2月のプラブヨガのテーマは「腺(せん)」。
「排泄腺」のパートでは、体内毒素について言及がありました。
人はしばしば、自分の人生の質を向上させるはずのこと、
たとえば…
・瞑想や運動
・健康的な食事
・幸福感を高めるような新しい習慣にたいして、無意識に抵抗します。
この無意識的な抵抗(サボタージュ)をおこす要因の1つとして「体内毒素の蓄積」が考えられます。
とのこと。
みなさんもそういうこと、ありませんか…?
- 「絶対やった方がいいとわかっているのに、取り組む気にならない…」
- 「ダラダラと無駄に時間をすごしてしまう…」
この理由の1つが「体内毒素の蓄積」だとヨガの師プラブジは指摘されます。
ところで、「体内毒素」っていったい何なのでしょうか?
今日はこの「体内毒素」について、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の視点から考えます。
「最近、やる気がおきないなあ」という方も、「体内毒素を出しきりたい」方も、この記事を読むと「体内毒素」の仕組みをご理解いただけると思います。
「体内毒素」とは何なのか?
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、毒素のことを「アーマ」と呼び、「体」にたまるものと「心」にたまるものの両方があると考えます。
そして、「アーマ」の正体は、体や心で「未消化になっているもの」です。
体にたまる「アーマ」とは、体のなかで未消化になっている食べ物などをさします。
たとえば、食べ過ぎると、消化不良で「胃もたれ」になったりするでしょう。
消化できずに体にたまった食べ物が毒(アーマ)となり、「胃もたれ」などの体調不良をひきおこすのです。
一方、心にたまる「アーマ」とは、未消化な感情をさします。
わたしたちは釈然としないときに「モヤモヤする」という言葉をつかいますが、気持ちが「うまく消化できない」と、そのように感じるのです。
同様に過去の出来事にたいする感情が消化できていないと、未消化なまま毒素として心の中にたまり、冒頭であげたような「自分のためになることを選択できない」現象を発生させると考えます。
心と体はつながっている
ヨガの師プラブジによると
手放すことができない過去の感情的な老廃物は、しばしば肉体的な排泄腺の老廃物をひきおこします。
ということです。
心と体はつながっているので、心のアーマ(毒素)が体に影響をおよぼすこともあるし、逆に体のアーマ(毒素)が心に影響することもあります。
つまり、体でも心でも未消化なものがあると相互に影響をあたえあい、排泄機能自体を低下させてしまいます。
排泄機能が低下すれば、老廃物はたまっていく一方なわけで、悪循環ですね。
どうしたらこの悪循環を断ち切れるでしょうか。
「体内毒素」をデトックスするためには…
心も体もアーマ(毒素)がいっぱい…という場合にどうするかというと、
ヨガでもアーユルヴェーダでも、「体」にはたらきかけるアプローチをとることが多いです。
なぜなら、見たりさわったりできる「体」の方が「心」よりもあつかいやすいからです。
2月のプラブヨガのクラスでおこなわれるヨガの動きや呼吸法を通じて「排泄腺の機能強化」をするアプローチも解決策の1つといえます。
しかし、アーマ(毒素)は日々の生活習慣による積み重ねともいえるので、「1回ヨガのクラスに出たらすべて解決!」というわけではありません。
ヨガに加えて…
- 規則正しい生活
- 睡眠時間の確保
- 良質な食事
など生活習慣でアーマ(毒素)をためないようにする工夫こそが一番大切だと感じます。
そして、「太陽の光に十分あたる」のも大切な要素かもしれません。
なぜなら太陽の光は「オージャス」とよばれる生命エネルギーをもたらしてくれるからです。
冬はうつうつとする…とお感じの方がいらっしゃったら、生活習慣を整えるとともに、太陽の光をあびるのもいいでしょう。
未消化になっている感情を消化し、排出力を高めて、冬を楽しくすごしていきましょう♪