インド式「オイルマッサージ」はお風呂の前に

お風呂

こんにちは!
インドでは、ちょっとした不調にも健康維持にも「オイルマッサージ」が広くすすめられます。

プラブヨガでも、体に痛みがあるときは、ゴマ油やココナッツオイルを塗るようにアドバイスされることが多いです。

日本では、オイルマッサージといえば、アロマオイルを使ったマッサージをイメージされる方が多いでしょうか。

お風呂あがりなどに、アロマの香りでリラックスしながらマッサージするのをイメージされるかもしれません。

インドでは、「お風呂とマッサージ」の順番が逆です。
オイルマッサージをしてから、お風呂で体をあたためます。

なぜお風呂の前にマッサージするのがいいのでしょうか。

今日は、インド式のオイルマッサージについて考えてみましょう。

インド式「オイルマッサージ」はお風呂の前に

ココナッツオイル

以前、インド人は順番にうるさいという話をしましたが、
お風呂とマッサージの順番についても、アーユルヴェーダのドクターはとても厳格です。

オイルマッサージが先で、お風呂は後になります。

なぜなら、オイルマッサージはデトックスの手段と考えるからです。

まず体中にこびりついた老廃物をオイルでやわらかくしてから、
体をあたため発汗することで老廃物をとりのぞくので…

「オイルマッサージが先、お風呂が後」になるわけです。

体にこびりついた老廃物はやわらかくしないと、移動さえできません。
無理やりとろうとすると、体をいためてしまうでしょう。

だから、オイルは老廃物を溶かして移動させるという重要な役割をはたす存在なのです。

大変なことにはならない…!

後処理

ここまでお読みになって、「オイルをぬった体でお風呂に入ったら、後がいろいろ大変なのでは~?」と思われるかもしれません。

しかし、オイルマッサージといっても…
ごく少量のオイルををうすくのばして、体にすりこむようにマッサージするので

  • お風呂あがりの体はベタベタにならない
  • 浴槽の汚れは、想像以下

といえます。

つまり、手間はそれほどかからないのです。

まず、お風呂あがりの体は、「しっとり」する程度。
使うオイルの量が少ないのと、秋冬のお肌は乾燥しているので、油分がぐいぐい吸収されていきます。

肌から油分が吸収されるので、浴槽は、ふつうの無添加の洗剤でピカピカになるくらい
たいした油残りになりません。

それでもオイルマッサージの後にお風呂はちょっと…と感じる方は、
お風呂の代わりに湯たんぽなどであたためていただいてもOKです。

オイルは少量でも効果がある

オイルマッサージ

というわけで、体にオイルをベタベタ塗りたくった状態でお風呂に入るわけではないので、ご安心ください。

もちろん、アーユルヴェーダのサロンでは、体がベトベト&ギトギトになるほどオイルをふんだんに使ってくれますが、
それはサロン仕様と考えた方がいいでしょう。

自宅でのセルフケアは、「少量のオイルを体にすりこむ」程度で十分です。

実際、薬草をつかったオイルはいい値段がしますし、扱いは「薬」なので…
現地のインド人も少量を大切に使うと聞きます。

薬用オイルをお持ちでなければ、太白ゴマ油でもいいでしょう。

あたためたゴマ油を、体にうすくのばして使ってください。
痛みのケアにも、デトックスにも、保湿やリラックスにもいいですよ。

インド式オイルマッサージをお試しあれ♪

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