体がかたく、体力がなくてもヨガができる3つの理由

こんにちは!

  • 「ヨガに興味はあるけど、体がかたいから、ヨガは無理かな」
  • 「体力に自信がありません…。ヨガは、体力がなくてもできるの?」

と悩んでいませんか?

実は「体のかたさ」や「体力のなさ」は、ヨガと関係がありません。
今日は、「体のかたさや体力のなさがヨガと関係ない理由」について、お話ししていきたいと思います。

1.「体がかたいとヨガに向かない」は誤解です

ときどき、「体がかたいから、ヨガはできないんです」という話を聞くことがあります。

わたしは声を大にして言いたい…。
まったくの誤解です!

なぜなら、ヨガは、体がやわらかい人のためのものではないからです。

ヨガの目的の1つは、神経と神経をつなぎ、特定の臓器を刺激して活性化することで、心身を快適な状態にすることです。
体がやわらかいから神経と神経がつながりやすい、臓器に刺激をしやすい」わけではありません。

とはいえ、何かのポーズをするとき、外見上は、体がやわらかい人の方が「うまくポーズができている」ように見えます。
逆に、かたい人の方が「うまくポーズができていない」ように見えるでしょう。

しかし、やわらかい人は、柔軟性でカバーできてしまう分、「効かせたい場所」に意識が向いていなくても、臓器に刺激を入っていなくても、ポーズがとれてしまいます。

一方、体がかたい人は、柔軟性でカバーできない分、外見上はうまくてきていないように見えるかもしれませんが、
必要な場所を意識し、刺激を入れられているならば、それは、ポーズが「うまくできている」ということであり、効果を得ることができます。

たとえば、立った姿勢から、片足を持ち上げて顔に近づけていく様子を想像してください。

これは、上半身と下半身の神経をつなぎ、お腹をプレス(圧縮)することで、消化器系を刺激する前屈のポーズです。
体がやわらかい人は、お腹がしっかりプレス(圧縮)できていなくても、片足を持ち上げて、簡単に顔にくっつけることができます。
なぜなら、柔軟性があるから、お腹に意識を向けなくても、ポーズ自体はとれてしまいます。

一方、体がかたい人は、足をたくさん持ち上げることは難しいでしょうが、最大限、足を体に近づけた状態で「お腹をプレスする(圧縮)する」「お腹を使う」感覚をつかめていれば、それは、効果的にポーズができているということになります。

つまり、特定の場所を意識できているか、使えているか、ということが重要なのであって、
外見上のポーズの「完成形」は、人によって異なるということです。
体が折り曲がる角度が深いから、刺激がたくさん入る(効果が大きい)ということではありません。

ヨガをする上で、柔軟性は関係がないのです。

2.「体力」がなくても、ヨガができる話

ついでにいえば、「体力がない」ことも、ヨガをする上でデメリットにはなりません。
なぜなら、ハードに動けた方が、効果があるというわけではないからです。

プラブヨガでは、ヨガのポーズをする前に、体をしっかりあたため、脳と神経をつなぐ準備をします。
なまじ、「体力がある」人は、たくさんのウォームアップが必要になります。
なぜなら、体力に応じてきちんと大きく動かないと、体があたたまらないからです。

ヨガ仲間で若い男性がいました。
この人は、中高年の他のメンバーよりも、準備の動きをたくさん行うように、師であるプラブジから指示されることが多かったです。

みんなが「10回」ですむところ、その人は「30回」やらなければなりません。
若くて体力もある分、体の準備を整えるためには、より多く、よりハードに動かなければならなかったということです。

「体力がない」人は、ある意味エコです。
少しの動きでも、しっかり体があたたまって、準備が整います。

どの程度動けば、体があたたまって準備が整うかは人によって異なります。
体力があって、たくさん動ける、大きな動きができる、ということと、ヨガで効果を得ることは関係がありません。

3.「やわらかい人」や「体力がある人」もヨガできる

かといって、「柔らかい人」や「体力のある人」ヨガに向いていない、というわけではありません。
それぞれ、体の個性でしかないということです。

  • 「体がやわらかい」
  • 「体がかたい」
  • 「体力がある」
  • 「体力がない」

どれも、ただの個性であり、状態です。
人によって、準備の仕方も異なれば、効果的なポーズができている形も異なります。

プラブヨガには、個性に合わせた準備ややり方があります。
どの人がヨガに向いているとか、向いていないとか、そういうのは全くありません。

ご興味のある方は、ぜひプラブヨガにふれてみてください!

今週末のプラブジの東京クラス、3コマ目の「ナディクレンジング」は残席わずかですが、他のクラスはまだ余裕があるそうです。

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