やばい!体の冷やし方
こんにちは!
夕方になると、すずしい風がふくようになってきましたね。
そろそろ、夏も終わりでしょうか。
お盆をすぎると、夏野菜を生で食べない方がいい。
なぜなら、体を冷やしすぎるから。
…と、どこかで聞いたことがあります。
もちろん、個人差があるという前提のもとですが、
夏が終わりに近づくと、体を冷やす作用のある「生野菜」をあまり食べたくなるから不思議なものです。
ところで、体を冷やすと何がいけないのでしょうか?
今日は、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の観点から、体を冷やす意味を考えてみましょう。
体を冷やすのはNG?!
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、暑い夏でも、冷たいものを飲んだり食べたりしすぎない方がいいと言われます。
冷たいものをとりすぎると、体の中にある「アグニ」とよばれる消化の炎を低下させてしまうからです。
消化がスムーズにできないと、未消化になったものが体の中に蓄積し、
やがては毒素となり不調や病気をひきおこすと考えます。
とはいえ、暑い夏に、ただガマンしてすごせというわけではありません。
体にたまった余分な熱は冷ました方がいいです。
問題は体を冷ます「やり方」であって、冷たい飲食をする以外にも、体を冷やす方法はたくさんあります。
物理的 or 薬理的に体を冷やす
先日、アーユルヴェーダの講座でおもしろい話を聞きました。
体の冷やし方は、2つに分けられるのだとか。
「物理的」に冷やすか、「薬理的」に冷やすかの2つです。
冷たいものを飲んだり食べたりするのは、「物理的」な手段。
同様に、プールや海・水風呂などに入るのも、外側から「物理的」に体を冷やしますね。
一方、夏野菜や果物など体を冷やす作用のあるものを食べたり、
ココナッツオイルを塗って体をクールダウンするのは、「薬理的」な冷却と整理できます。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、冷たい飲食といった体の内側から「物理的」に冷やす手段ではなく…
外側からほどよく熱を冷ましたり、薬理的に冷却する手段をすすめるケースが多いですね。
つまり…
- 夏野菜を食べる
- ココナッツオイルで頭をマッサージする
- 水風呂に入る(行水する)
ったりといった手法が一般的にすすめられます。
みなさんは、どんな手段で体を冷やされているでしょうか。
やばい!体の冷やし方
さて、わたしが考える「もっともやばい!体の冷やし方」は、
物理的にも薬理的にも体を冷やす手段だと思います。
たとえば…
- アイスクリーム
- かき氷
- 凍らせたフルーツ
などなど。
フルーツは体を冷やす薬理的作用があるのはもちろんのこと、
アイスクリームやかき氷に使われる牛乳や豆乳・砂糖なども、体を冷やす作用が強いことで知られます。
つまり、薬理的に体を冷やす素材を物理的にも冷たくしているので…
キンキンの冷たさが内臓を直撃する上に、薬理的にも体が冷えるというダブルコンボ状態になるわけです。
体の冷やし方は、マイルドな方がいいもの。
フルーツを食べたいなら、凍らせるのではなく常温がいいですし、
アイスクリームを食べるなら、あたたかいココアなどを飲んだ方が体にやさしいでしょう。
とはいえ、暑い夏に冷たいデザートは最高だったりしますよね。
かくいうわたしも、今年はせっせとアイスクリームを作って食べました。
そろそろ、内なる消化の炎をもどしていきたいところ。
消化力UPの方法はたくさんありますが…
ヨガでも消化器系に効かせていくことができます。
夏の消化器の疲れにプラブヨガ、いかがでしょうか。
9月には、東京でプラブジのクラスも開催されます。