「胃腸のやわらかさ」とオイル

胃腸のやわらかさとオイル

こんにちは!
先日、コンビニで飲み物をさがしていたら「ピスタチオミルク」なるものをみつけて購入しました。

変な添加物や砂糖が入っておらず、ココナッツの花蜜の自然な甘味がおいしかったです。
ピスタチオにかぎらず、ナッツでつくられた「ナッツミルク」は濃厚なおいしさがあります。

ナッツミルクを自作されたり、ナッツをそのままおやつにされている方も多いのではないでしょうか。

ひと昔前までは「オイルは体に悪い」という考え方が多かったですが、
最近は「いいオイルを上手にとりいれる」スタイルが主流になっているように感じます。

インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、オイルの量は体質によると考えます。
さらに体質だけでなく、「胃腸のやわらかさ」がオイルの量と関わってくるのだとか。

胃腸が「やわらかい」か「かたい」か…はじめて考える方も多いかもしれません。
今日は「胃腸のやわらかさとオイル」について、アーユルヴェーダの知恵をご紹介しましょう。

「胃腸のやわらかさ」の考え方

胃腸

体のやわらかさが人それぞれであるように…
「胃腸もやわらかい人とかたい人がいる」とアーユルヴェーダでは考えます。

体のやわらかさと同様に、

  • 胃腸がやわらかいからいい
  • かたいから悪い

などということは一切ありません。
ただの体質です。

そして、「胃腸のやわらかさ」はほぼ一生変わらないといわれています。

胃腸がやわらかい人の特徴は、起きぬけに白湯やお水などを飲むとすぐに便通がくることです。
ふだんも便がやわらかいことが多く、どちらかというと下痢をしやすいでしょう。

一方、胃腸がかたい人は、白湯や水だけでは便が出づらいタイプ。
便はかたく、便秘をしやすい傾向があります。

「胃腸のやわらかさ」とオイルの量

オイル

さて、みなさんは胃腸がやわらかいでしょうか、かたいでしょうか。
もちろんグラデーションがあるので、「どちらに近いか」と考えていただけるといいと思います。

アーユルヴェーダの古典書「チャラカ・サンヒター」によると…

胃腸がやわらかい(便がやわらかい)人は、オイルの量は少量でいい一方、
胃腸がかたい(便がかたい)人は、やわらかい人よりもオイルが必要
です。

オイルはさまざまな効果がありますが、「デトックス」という観点で考えると…

胃腸がやわらかい人は、少量のオイルで体内の汚れを浮かせ、やわらかくできる一方、
かたい人はやわらかい人よりも多くのオイルが必要になるからです。

換気扇などにこびりついた汚れも、やわらかい汚れよりもカチカチになった汚れの方が溶剤がたくさん必要なのと同じですね。

体質なのでどちらがいい悪いではなく…
自分の「胃腸のやわらかさ」を知ると、オイルの量を調整できていいと思います。

「どちらか判別できない…」人は、こちらの記事でご紹介したように、
ご自身にとっての「気持ちよさ」「快適さ」を1つの基準と考えていただけるといいでしょう。

快適だと感じるオイルの量で健やかに体をととのえたいですね。

7月までのクラススケジュールを更新しました。

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