ヨガと筋肉痛
こんにちは!
プラブヨガは、ふだん使わない体の部位にアプローチする動きが多いです。
そのためクラスの後、妙な場所が「筋肉痛」になったりするかもしれません。
筋肉痛は日常生活に影響するので…「さけたい」と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、筋肉痛があるということは、筋肉にきちんと刺激が入っている証拠でもあります。
なぜなら筋肉を修復し、強くなるプロセスが筋肉痛だからです。
痛みがあると不安に感じるかもしれませんが、「筋肉に刺激が入っている」「強くなっている」ととらえると、ヨガがより楽しくなるかもしれません。
今日はヨガと筋肉痛について考えてみましょう。
筋肉痛とは?
筋肉痛のメカニズムは、医学的に解明されていないようです。
有力な説としては…
運動で筋肉に刺激が入ることで、筋肉の繊維や周辺の組織が傷つき、修復のために炎症と痛みがひきおこされるというもの。
みなさんご存じのように、人により筋肉痛がおこるタイミングはことなります。
その理由は明らかになっておらず、必ずしも加齢により筋肉痛が遅くなるわけでもないようです。
ヨガの師プラブジは、それぞれの筋肉の質により、痛みがくるタイミングが違うとおっしゃっていました。
- 「筋肉痛が遅れてくるのは、年のせい?」
- 「痛みが強いのは、運動不足だったせい?」
などネガティブに考えず、「筋肉の都合で今回はこんな感じ」とうけとめていただければ幸いです。
ヨガと筋肉痛
簡単そうに見える(?)ヨガで筋肉痛になるのを不本意に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ヨガで筋肉痛になるのは、それほど不思議なことではないように思います。
なぜなら、日常生活でしない動きをしたり、縮こまった部位をのばす動きをしたりするからです。
もちろん、ヨガは筋肉の強化が目的ではありません。
筋肉をとおして臓器や腺など生命活動の中枢にはたらきかけ、心と体をととのえるのがヨガ。
プラブヨガでは筋肉痛だけでなく、体がつることもよくあります。
ふだん使っていない神経どうしがつながるときに「体がつる」ので、心配はいりません。
ちなみに、「体がつる」のは、冷えている時や水分不足の時におこりやすいです。
なるべくつらないようにしたい…という方は、水分をしっかり補給したり、あたたかくしてヨガをすると体のつりを軽減できるでしょう。
筋肉痛のケア
「体のつり」に水分補給や冷え防止など体の巡りをよくするといいように…
筋肉痛の痛みを緩和するキーワードは「血流」だと思います。
血流がいいと疲れや痛みがとれやすいです。
そして、血流をよくするためには「体をあたためる」のが有効。
プラブジからは、筋肉痛にお湯のホットパック(湯たんぽ)であたためるといいとアドバイスいただきました。
お風呂や湯たんぽであたためると痛みが少しやわらぐでしょう。
それでもつらい場合は、個人的に「アルニカオイル」がおすすめです。
アルニカオイルには血行促進や鎮痛効果があります。
オイルでゴリゴリマッサージするというよりは、うすくのばす程度で十分。
1本あると、筋肉痛のほか、肩こりもやわらげてくれて便利です。
ただし、痛みが長びく場合や、違和感を感じる場合はすぐに周囲の先生に相談されてくださいね。
筋肉痛を楽しみつつ、ヨガを深めていきましょう。