「前屈」する前に「後屈」が必要な理由

後屈

こんにちは!
プラブヨガでは、初心者がいきなり前屈のポーズをすることはありません。
なぜなら体をいためるリスクがあるからです。

前屈するときは、先に後屈のウォームアップをおこないます。

ちなみに「前屈」とは、「お腹と太ももが近づく動き」すべてのこと。
たとえば、ただ座るだけでも、お腹と太ももが近づくので「前屈」になります。

「後屈」は前屈とは逆です。
「お腹と太ももがはなれる動き」をすべて「後屈」とよびます。

さて、日常生活をふりかえると、「後屈」よりも「前屈」の方が圧倒的に多いと気づかれるでしょう。
逆にいうと、日常的な動きのなかで冒頭の写真のような「後屈」をする機会はあまりありません。

今日は「前屈」に要注意!という話から、「前屈する前に後屈が必要な理由」をお話しします。
デスクワークが多い方や日常生活で座る時間が長い方は、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

「前屈」する前に「後屈」が必要な理由

腰痛

「前屈する」…つまりお腹と太ももが近づくと、
腰の横の坐骨神経につながる筋肉が弱くなります。

筋肉が弱くなると神経伝達も弱まりとどこおるので、腰痛や坐骨神経痛などがひきおこされることがあります。
そのため、前屈の前には後屈して腰を強化する「ウォームアップ」が必要になるのです。

…といっても、筋トレのように腰の筋肉だけを強化しても逆効果。

  • かたくなっている筋肉をゆるめる
  • 筋肉を収縮させて強くする
  • 筋肉をひきのばしてリラックスさせる

一連のウォームアップをおこなうことで、ケガを防ぎ快適に前屈できるようになります。

日常生活でも、「前屈」の前に「後屈」を

デスクワーク

お腹と太ももが近づけば「前屈」ですので、デスクワークも前屈。
デスクワークの方は、ほぼ1日中「前屈」していることになります。

長年「前屈」を続けると腰が痛くなったり、お尻のつまりから脚に痛みがきても不思議ではありません。

さらに、「座る」以外にも意外と前屈の動作は多いです。
掃除するときも前かがみになるし、ガーデニングなどしゃがんで土をいじるのも前屈です。

日常生活でも、前屈する前にぜひ「後屈」の動きをとりいれてみてください。
後屈のウォームアップのあとに前屈をおこなえば、いつもよりも快適に作業ができるはずです。

「後屈のウォームアップって何?」という方は、プラブヨガのクラスに一度出てみるとご理解いただけると思います。
わからないことがあればお気軽におたずねください。

日常を快適にすごすために、ぜひヨガの知恵をとりいれていただければ幸いです。

●マスタープラブジ直伝の4月プラブヨガクラス(東京)はこちらから
●東京以外のクラスはこちらから

Follow me!