寒波とドーシャ
こんにちは!
昨夜はひどい暴風がふき荒れて、一気に気温が下がりました。
さ、寒い…!
外に出ると体がちぢこまります。
さて、外で冷たい暴風がふき荒れていても…
家の中にいれば「体に悪影響はない」とお考えではないでしょうか。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、人間も自然の1つだと考えます。
木や森や川と同じように…人も自然の一部なのです。
だから、外でふき荒れる「暴風」とわたしたちの「体」は、決して無関係とはいえないもの。
暴風がふき荒れて寒波が猛威をふるっているならば…
わたしたちの体の中のエネルギーである「ドーシャ」も、影響を受けると考えるのです。
今日は「寒波」から、わたしたちの体への影響とケア方法を考えてみましょう。
体のエネルギーと寒波の影響
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、わたしたちは「風」「火」「水」の3つの「ドーシャ」とよばれるエネルギーでできていると考えます。
体内でこの3つの「ドーシャ」のバランスがとれていると快適にすごせますし、
バランスがくずれると、不調や病気などが発生するという考え方です。
実は、この「ドーシャ」は、わたしたちの体の中だけの話ではありません。
「風」「火」「水」の「ドーシャ」は、自然界すべてで働くのです。
つまり、宇宙全体に影響するエネルギーといえます。
だから、昨夜のような冷たい暴風がふき荒れているときは…
わたしたちの体内でも「風のエネルギー」が猛威をふるっている可能性があるのです。
体内で冷たい暴風がふき荒れているのを想像すると…
ちょっと危機感をおぼえないでしょうか。
「風のエネルギー」が増えると、どうなる?
さて、暴風がふき荒れるように、体内で「風のエネルギー」が猛威をふるうと…
- 眠りづらい
- 冷える
- 乾燥する
- 便秘
- ガスがたまる
- 心配・不安がふえる
- 考えすぎる
- 体の痛み
などの症状が出やすいといわれます。
お心当たりはないでしょうか。
体内の暴風対策は?
というわけで、「風のエネルギー」がふえやすい今の季節は…
- 冷たい飲み物・食べ物
- 乾燥した食べ物
- 夜ふかし
- おしゃべりしすぎ
- 移動しすぎ
- シャワーだけ
- 規則正しい生活
- あたたかい飲み物・食べ物
- 鍋など「汁物」
- 良質な油
- オイルマッサージ
- 湯舟につかる
などがおすすめです。
つまり、あたたかい部屋であっても「アイスクリーム」を食べたり
冷たい「ビール」を飲んだりするのは、ほどほどにして…
「鍋」の登場回数をふやしていただければと思います。
この時期におすすめの飲み物は「葛湯」です。
葛は、ふえすぎた「風のエネルギー」を鎮静して体をあたためるとともに、お腹の調子をととのえてくれます。
さらに「水のエネルギー」を増やしてくれるので、乾燥が気になる方にもいいでしょう。
どうぞ心も体もあたたかくしておすごしください。