体をあたためる VS 冷やす甘味
こんにちは!
先日のマスター・サティシュジの東京クラスでは、甘くておいしいドリンクが提供されました。
「白砂糖」は、もちろん入っていません。
たしか「ココナッツシュガー」が使われていたように思います。
ココナッツシュガーには、子宮の壁をキレイにしてくれる効果があるのだとか。
甘味にほっこりしつつ、女性にうれしい効果まであるとは驚きです。
マスター・サティシュジによると、甘味はそれぞれ性質がことなり、体への作用もちがってくるそうです。
今日は甘味について考えてみましょう。
体をあたためる甘味と冷やす甘味
体をあたためるか、冷やすかは甘味の性質によります。
原材料により、以下の性質があるとマスター・サティシュジから教えていただきました。
・熱い:サトウキビ
・やさしい熱さ:ココナッツシュガー
・少しあたたかい:はちみつ
・冷たい:パームシュガー(ヤシ糖)
「サトウキビ」は、沖縄などに生えていて日本でもおなじみの甘味ですね。
サトウキビから白砂糖やきび砂糖、ブラウンシュガーなどがつくられます。
「ココナッツシュガー」はココナッツの木から、「パームシュガー」はヤシの木から採取する糖分です。
あれ?ココナッツの木とヤシの木って同じでは?と思ったみなさま。
どうやら、ココナッツはヤシの木の種類の一種だそうです。(くわしくはこちらから)
ココナッツの木とヤシの木の外見は似ているけれど、それぞれの木から抽出される甘味の性質がことなるのは興味深いですね。
わたしにとってベストな甘味
さて、わたしはアーユルヴェーダの考え方で、火のエネルギーがアンバランスになっている状態です。
だから、唐辛子など「体を熱くする性質」の食材はひかえた方がいいと言われています。
同様に、熱い性質をもつ「サトウキビ」からつくられる甘味、たとえば…
- 黒糖
- きび砂糖
- ブラウンシュガー
などは、今のわたしの体の状態には合わないようです。
火のエネルギーが増えているわたしにとって最適な甘味は、「ココナッツシュガー」か「はちみつ」とのこと。
いずれも体を熱くしすぎない上に、ココナッツシュガーは子宮をキレイにするなど薬効が期待できます。
エネルギー別!ベストな甘味
こちらの記事でご紹介したように、風・火・水どのエネルギーが乱れているかによって、対処法となる「合う甘味」もちがってきます。
たとえば、風のエネルギーと水のエネルギーが増えている場合は、一般的には体をあたためる甘味がすすめられます。
風も水も「冷たい」性質をもつので、その反対の性質である「あたたかさ」をとりいれると、バランスできるからです。
具体的には、冷たい性質をもつ「パームシュガー」以外の甘味がよさそうですね。
実際、水のエネルギーが乱れている人には、アーユルヴェーダのドクターから「はちみつ」がよくすすめられます。
「はちみつ」には脂肪をけずりとる作用もあるからです。
わたしのように火のエネルギーが乱れている場合は、体を熱くしすぎない甘味がいいので「サトウキビ」由来の甘味はひかえることになります。
なお、火のエネルギーがアンバランスになっている人でも、あまりにも火のパワーが強いときは、
体を少しあたためる「はちみつ」さえひかえた方がいいと言われたりします。
このあたりの「さじ加減」は、マスター・サティシュジのような先生にたずねつつ、
自分の体で様子をみていくのがいいでしょう。
甘味と上手につきあって、健やかにくらしていきたいですね。