ストレスをためやすい体質って?!
こんにちは!
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、生まれたときのエネルギーのバランスから、自分の体質を知れます。
エネルギーは「ドーシャ」とよばれ、
- 風(ヴァータ)
- 火(ピッタ)
- 水(カパ)
の3種類があります。
たとえば、生まれつき…
- 風のエネルギーが多い人は「ヴァータ体質」
- 火のエネルギーが多い人は「ピッタ体質」
- 水のエネルギーが多い人は「カパ体質」
と体質を表現できるわけです。
ところで、最近、アーユルヴェーダの先生から「ピッタ体質」の人(火のエネルギーが強い人)がもっともストレスをためやすいと伺いました。
なぜ火のエネルギーが強いとストレスをためやすいのでしょうか?
今日は体質別のストレスと対処法を考えてみましょう。
ピッタ体質(火)のストレス
アーユルヴェーダの先生によると、火のエネルギーが強い「ピッタ体質」の人がもっともストレスをためやすいそうです。
ピッタ体質の人は…
- 正義感が強い
- 白黒つけたがる
- ルールにうるさい
- 弱音をはけない
- 周囲に気をつかいがち
などの傾向があります。
言いかえれば、「こうあるべき」「こうでなければならない」という線引きがハッキリしていて、頑張りすぎる性格といえるでしょうか。
つまり、自分が「正しい」「良い」と思う理想と現実が乖離すればするほど、苦悩することになります。
その上、気遣いの人でもあるわけですから…
ストレスをためやすい性格といえるかもしれません。
ヴァータ体質(風)のストレス
ピッタ体質の次にストレスをためやすいのは、風のエネルギーが強い「ヴァータ体質」でしょうか。
ヴァータ体質の人は…
- おしゃべりで活動的
- 考えすぎる
- 不安や心配が多い
- 疲れやすい
- 忘れっぽい
などの特徴があるといわれます。
先のことを考えすぎて不安になるなど、ストレスがかかりやすい性質にみえますが…
考えも行動も風のように動きやすいタイプなので、ネガティブな思考がとどまりづらいかもしれません。
瞬間的に強いストレスを感じても、気持ちを切りかえるのが得意そうです。
カパ体質(水)のストレス
3つのドーシャのなかで、もっともストレスと無縁なのが「カパ体質」ではないかと思います。
カパ体質の人は…
- マイペース
- のんびりしてる
- 面倒くさがり
- 融通がきかない
- 根に持つ
などの特徴があります。
柔軟に対応するのが苦手なので、思わぬトラブルに発展したり根に持ったりするかもしれませんが…
いかんせんマイペースなのが強みでしょうか。
「人は人、自分は自分」とわりきれる強さがあるように思います。
何事も、ゴーイング・マイウェイが最強かもしれませんね。
ストレス別に対処法がある
というわけで、3つのドーシャ(エネルギー)別の傾向とストレスの内容をご紹介しましたが…
自分のストレスがどのタイプにあてまはりやすいかにより、対処が変わってきます。
もし、ピッタ体質の人にありがちなストレスをよく感じているとしたら…
火のエネルギーを鎮静させる対処法をおこなえばいいです。
たとえば…
- 辛い食べ物をさける
- 闘争心を刺激するようなゲーム・スポーツをやらない
- お部屋をいい香りで満たす
などです。
そして、「こうでなければ…!」という思いがわきあがってきたら、
本当にそうなのか疑ってみるのもいいでしょう。
意識的に人に頼ったり、弱みを見せることもストレス緩和につながるかもしれません。
一方、ヴァータ体質のストレスを感じている人は…
あたたかく油分のふくまれた食事をして、規則正しく生活するのがおススメです。
カパ体質のストレスを感じている場合は、
よく動き、甘いものや油分をへらせば、ストレス対策になるでしょう。
つまり、自分のストレスの傾向がわかれば、対策しやすくなるという仕組みです。
自分を知り、ストレスとうまくつきあっていきたいですね。