アーユルヴェーダ的な「夢」解釈
こんにちは!
寝苦しい夜がつづいていましたが、気温が少しさがってほっとしています。
暑くてよく眠れない日にかぎって、「怖い夢」で目がさめたりするかもしれません。
「夢」はスピリチュアルな観点からさまざま解釈されますが、
わたしたちの健康とどのような関わりがあるのでしょうか。
健康に関する幅広い知識を提供するインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、
夢は心身のエネルギーのバランスと密接なつながりがあると考えられています。
つまり、夢について理解することで、自分自身の状態を把握できるのです。
たとえば、「悪夢」は、心身のエネルギーのバランスが悪化しているときに見るといわれます。
アーユルヴェーダの古典書では、「縁起の悪い夢を見る人」は「治療が必要」だといわれるくらいです。
今日は夢と健康について、アーユルヴェーダ的な観点から考えてみましょう。
あなたが見る夢のタイプは?!
みなさんは、どのような夢を見ることが多いでしょうか。
以下の3つのタイプのなかで、あてはまる項目数が多いタイプを選んでみてください。
<タイプ1>
- 逃げる
- 追われる
- 落ちる
- 転ぶ
- 攻撃される
- 空を飛ぶ
- 閉じこめられる
- 落ちつかない
- 行動的
- 思い出せる夢
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<タイプ2>
- 問題を解決する
- 冒険的
- 挑戦
- 集中している
- 強烈さ、強い感情
- 怒っている
- 嫉妬
- 恥ずかしい
- 攻撃している
- 戦い、口論
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<タイプ3>
- 感情的
- 物資的な欲求
- 愛情深い
- お金、食べ物
- 穏やか、平和
- くりかえし行う
- 執着する
- 遅れる
- 夢を覚えていない
- 夢を見ない
タイプ別・エネルギーの乱れと対処法
前のチェックリストで、<タイプ1>にチェックが多かった人は、風(ヴァータ)のエネルギーが乱れていると考えられます。
規則正しい生活や、あたたかく油分のふくまれた食事をとるなど「風のエネルギー」を鎮静させるといいでしょう。
<タイプ2>にチェックが多かった人は、火(ピッタ)のエネルギーがアンバランスになっています。
辛いものや刺激物をさけ、体をほどよく冷やすのも効果的です。
<タイプ3>にチェックが多かった人は、水(カパ)のエネルギーが乱れていると考えられます。
体をよく動かして活動的にすごし、軽い性質の食べ物をとりいれるといいでしょう。
乱れているエネルギー別のくわしい対処法はこちらから。
というわけで、夢からわかる「心身のエネルギーの乱れと対処法」について簡単にご紹介しました。
アーユルヴェーダでは、夢を見るのは、肉体的・精神的にバランスを回復させる自然な働きだと考えられています。
「夢」をふりかえり、体と心のバランスをととのえていきたいですね。