「ヒンドゥーの神々の物語」はじまります!

こんにちは!
来週はシルバーウィーク。
連休をとって楽しまれる方も多いでしょうか。
まだ予定が決まっていない…という方におすすめしたいのが、
池袋の古代オリエント博物館で、9/23(金)からはじまる「ヒンドゥーの神々の物語」展です。
今年の初旬に、福岡のアジア美術館で催された「ヒンドゥーの神々の物語」が池袋に上陸します。
(福岡でのレポートはこちらから)
貴重な個人コレクションや複数の美術館・博物館のご協力のもと、古代から現代にいたるまで、ヒンドゥーの神々にまつわる数々の「お宝」をこの目で見れるチャンスです。
インドの3大神様をはじめ、ヒンドゥーの神様たちが勢ぞろい!
それぞれのキャラクターが個性的で、テレビの「戦隊もの」を見るよりおもしろいのではないかと思います。

「化身」「変身系」などワクワクさせてくれる関係性はもちろんのこと、神様のキャラクターや関係性が妙に人間くさくて親しみがわくはずです。
インドにご興味がある方ははもちろんのこと、
- ヨガをされている方
- 聖典「バガヴァッドギーター」にご興味のある方
- 仏像がお好きな方
- アートにご興味がある方
- 戦隊ものがお好きな方
- パンチのきいたものを見たい方
- 日常に退屈されている方
など幅広くおすすめしたいのが、今回の展示。
え?ヨガとヒンドゥーの神様はどんな関係があるかって?
実は、深いつながりがあるのです。
今日はそのあたりもふくめて「ヒンドゥーの神々の物語」展を勝手ながら宣伝したいと思います。
「ヒンドゥーの神々の物語」の概要

◆日時:2022年9月23日(金・祝)~11月27日(日)
10:00~16:30(最終入館は16:00)
◆場所:「古代オリエント博物館 展示室」
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-4
サンシャインシティ文化会館ビル7階・JR池袋駅 東口より 徒歩13分
・有楽町線 東池袋駅 6・7番出口より 徒歩6分◆入館料:一般 1,000円 | 大・高生 800円 | 中・小生 400円
◆主催:古代オリエント博物館
古代オリエント博物館より引用
期間中は無休とのこと。
展示の詳細は、こちらをご覧ください。
「ヨガ」とヒンドゥーの神々の関係

インドで生まれたヨガは、「ヒンドゥーの神々」と切っても切れないご縁があります。
なぜなら、一番最初にヨガを教えたのは、インドの3大神様として現在も人気をほこる「シヴァ神」だと言われているからです。
シヴァ神がいなければ、「ヨガ」はこの世にありません。
…となると、「シヴァ神って誰?」「どんな神様?」と興味がわいてこないでしょうか。
そして、シヴァ神だけでなく、ヴィシュヌ神の化身で魚の姿をした「マツヤ」も「ヨガ」と大きく関係しています。

ヨガをされている方は、「マツヤーサナ」というポーズの名前をご存じの方も多いでしょう。
「マツヤーサナ」は、神様の名前である「マツヤ」とポーズを意味する「アーサナ」が組み合わさって「マツヤーサナ」というポーズ名になりました。
さて、「マツヤ」とヨガの関係性は…
シヴァ神が妻であるパールヴァティにヨガを教えているのを、「マツヤ」が目撃して習得したといわれています。
だから、「マツヤ」はヨガの最初のお弟子さんといってもいいかもしれませんね。
ヨガと関係する神様が、古代からどんなふうに描かれてきたのか、展示をみていくとおもしろいと思います。
「ヒンドゥーの神々の物語」の楽しみ方

こちらのページでご紹介されているように、「ヒンドゥーの神々の物語」に関連して、たくさんの講座やワークショップが開催されるようです。
専門家のギャラリーツアーや講演会などで、より深く展示を知るのもおもしろそうですね。
インドの聖典「バガヴァッドギーター」にご興味がある方は、11月にオンライン配信される「インド神話の世界―『マハーバーラタ』を中心として」がおすすめでしょうか。
聖典「バガヴァッドギーター」は、インドの一大叙事詩である「マハーバーラタ」の一部であり、ヒンドゥーの神々を無視して話をすすめられないからです。
そして、インドの文化を体験する機会として、髪染めにも使うハーブの「ヘナ」を使ったボディアート「メヘンディ」のワークショップも開催されるとのこと。

インド舞踏の鑑賞のほか、「インドの神様になって踊ってみよう」という企画まであって、どれも楽しそうです。
展示を楽しむのはもちろん、こういった体験型の講座やワークショップに参加すると、より「ヒンドゥーの神々」の世界観を身近に感じていただけることでしょう。
最寄りの東池袋駅の近くには、おいしいインド料理屋さんもあります。
気になる方は、おたずねください。