「ヨガの神様」とつながる

新年あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

いよいよ2022年のはじまりです。
みなさま、初詣にはいかれましたか?

わたしは近所の神社に出かけたものの、長い行列に心がおれ、早々に帰ってきました。
ふだんは閑散とした神社なのにビックリ!落ちついたころに出直したいと思います。

今日は元旦なので、初詣つながりで「神様」の話をします。
日本では、神様に専門分野がありますよね。

  • 厄よけ
  • 商売繁盛
  • 恋愛成就
  • 学問
  • 健康

などなど。
神様は大陸から伝わっているケースが多いので、オリジナルはだいたいインドにたどりつきます。

たとえば、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の神様「ダヌワンタリ」は、日本では健康の神様「薬師如来」として知られます。

そんな中で「ヨガの神様」がいることをご存じでしょうか。
今日は「ヨガの神様」である「シヴァ神」をご紹介!

  • お姿や特徴
  • どのような意味をもつか
  • 日本でのお名前
  • お祈りのマントラ(真言)

などをお話しします。

「ヨガをゆるく続けたい」方も、「今年からヨガをはじめようかな~」という方も、お読みいただき「ヨガの神様」とご縁をつないでいただければ幸いです。

ヨガの神様「シヴァ神」の特徴

ヨガの神様といえば「シヴァ神」です。
お姿はこちら↓

シヴァ神
今年の干支「トラ」ともご縁がある

「シヴァ神」の特徴は…

  • 青いお肌
  • 縮れたドレッドヘア
  • 首にコブラを巻く
  • トラの皮にすわる
  • 腰巻きもトラの皮
  • 怒ると、額にある「第三の目」からを出す
  • 炎で世界を焼きつくす
  • 焼野原で勝利のダンスを踊る

…なかなかパンチがきいたキャラクターです。
「ヨガ」でイメージされそうな美しくてやさしい女神様とは対極かもしれません。

ダンスを踊られる姿がこちら↓

踊るシヴァ神の像

ヨガには「ナタラジャーサナ」という有名なポーズがありますが、まさにシヴァ神のダンスのポーズです。

ナタラジャーサナ

「シヴァ神」は破壊をとおして幸福へと導く

「シヴァ神」は一般的には、「破壊」の神様として知られます。
わたしたちの心の中にある不純物「火」によって破壊しつくし、幸福へと導いてくれるのです。

心の中の「不純物」とは、「怠惰」「嫉妬」「怒り」など「よこしまな心」をイメージしてください。
「火」「タパス」ともいわれ、日本語では「苦行」と訳されることが多く、日々の努力修練をさします。

さらに「シヴァ」は、サンスクリット語で「吉兆」「幸福」などの意味があります。
外見はちょっとコワモテだけど、わたしたちの中にある悪い性質を破壊しつくし、幸福に導いてくださる神様なのです。

「シヴァ神」の日本名

ちなみにシヴァ神は、日本では一般的に七福神の「大黒天」として知られます。

大黒天

なんともほがらかな笑顔!
オリジナルのシヴァ神とはイメージがずいぶん違いますよね。

なので、「毘沙門天」こそがシヴァ神であるという説もあります。

毘沙門天

毘沙門天戦いの神様なので、個人的にはこの説の方がしっくりくると感じます。

ヨガの最初のグルは「シヴァ神」

シヴァ神は「破壊」の神様であると同時に、「グル(先生)」としても知られます。

古代からつたわる伝統的なヨガは、グル(先生)から次のグルへと口伝で伝えられてきました。
なぜなら、書物を読んで習得できる知識ではないからです。

ヨガはグル(先生)との対話のなかで学び、質問をとおして理解をクリアにする知識でもあります。

そして、グル(先生)グルグルグルの・・・とさかのぼると、最終的にたどりつくのが「シヴァ神」です。
つまり、ヨガを教えた一番最初のグル(先生)シヴァ神だと言われています。

マントラで「シヴァ神」とつながる

シヴァ神へささげるお祈りのマントラ(真言)は、「オーム・ナマシヴァーヤ」です。
意味は「シヴァ神に敬意をあらわします」。

このマントラを心の中でつぶやきながら、瞑想をしてみるのもいいですね。
シヴァ神瞑想が得意なことでも知られています。

このマントラを心でとなえながら瞑想すると、静かで深い領域に入っていけるとわたし自身は感じています。

よかったらお正月からためしてみてください♪
「ヨガの神様」とつながるよい機会です。

シヴァ神
インド人のおでこの白い線3本はシヴァ神への信奉を意味する

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