18日は「マハー・シヴァラートリー」

シヴァ神

こんにちは!
今週の土曜日は「マハー・シヴァラートリー」です。

  • マハーとは、偉大な
  • シヴァとは、シヴァ神
  • ラートリーとは、夜

を意味します。

つまり、「シヴァ神の偉大な夜」ということです。

インドでは、シヴァラートリーの朝から断食する人もめずらしくありませんが、盛り上がるのは「夜」でしょうか。
この日は夜通しかけてシヴァ神に祈りをささげる方や祝祭を楽しまれる方も多いと聞きます。

なぜ、「夜」がメインイベントなのかというと…
暗い夜、つまり暗闇は「無知」の象徴だからです。

「マハー・シヴァラートリー」の18日は、20日の新月に向けて、真っ暗になっていくタイミング。
シヴァ神への祈りをとおして、わたしたちの無知=暗闇を克服する機会がシヴァラートリーです。

シヴァ神は破壊の神様として、わたしたちの無知をとりのぞく一方…
ヨガの最初のグル(師匠)としても知られます。

ヨギのみなさんは、偉大なグルに感謝をささげ、シヴァ神とつながりをもつ機会にしてはいかがでしょうか。

今日は18日の「マハー・シヴァラートリー」についてお話しします。

2023年の「マハー・シヴァラートリー」

シヴァラートリー

こちらのサイトによると、「マハー・シヴァラートリー」は東京時間で18日(土)です。

中でも、最も神聖で結果がえられやすい時間帯である「ニシータ・カーラ」は以下のようですね。

2月18日(土)23:32 ~ 2月19日(日)0:21

drik Panchangより引用

つまり、徹夜してお祈りするのがむずかしい方は…
上記の時間帯だけでもサーダナ(霊性修行)の時間にあてたら、結果がえられやすいといえます。

いやいや…インドの神様はよくわかっていらっしゃる!
徹夜がムリでも、ほんの小一時間ならやれるでしょ?!という神様からのご配慮ですね。

つまり、この時間帯は特に「ポイント倍増キャンペーン」のようなものですから…
怠け心に負けそうな方も、ぜひヨガや瞑想などをおこなったり、よい行いをするよう心がけていただければと思います。

※シヴァラートリーにやるといいことはこちらから。

無知とは?!

曜日と神様

さて、冒頭でシヴァラートリーの夜は、「暗闇」に象徴される「無知」を克服するタイミングだとお話ししましたが、
無知とは何を意味するのでしょうか?

ここでの「無知」は、

  • 常識がない
  • インテリではない

など一般的な意味での知識不足を意味しません。

自分は「体」や「心」にしばられた、制限のある存在だと思いこんでいることが「無知」なのです。

  • 「わたし」は、体で区切られた範囲に限定された存在なのでしょうか?
  • 「わたし」は、生まれて、死んでいく存在なのでしょうか?

インドの伝統的な価値観は、明確にノーとこたえます。

自分が制限のある存在だと考えることこそが、真理を覆い隠す「無知」。

マハー・シヴァラートリーの夜は、シヴァ神への祈りを通して、
わたしたちがもつ「無知」が破壊され、真理にふれる機会にしたいですね。

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