「コネクションアワー」に瞑想する

ブランマ・ムフールタ

こんにちは!
「ヨガや瞑想をしたいけど、続かない…」というお悩みをおもちではないでしょうか。

「続かない」のは、ヨガや瞑想をおこなう「時間」に問題があるかもしれません。
実はヨガや瞑想をおこないやすい時間帯があるからです。

一昨日のプラブヨガの東京クラスで、マスター・サティシュジが、
早朝の「3時~6時」に瞑想するといいとおっしゃっていました。

この時間は「コネクションアワー」といって、
究極の知識をふくめ「すべてとつながる」ことができる時間なのだとか。

つまり、瞑想をしやすい時間帯なのです。

インドの伝統的な価値観で「ブランマ・ムフールタ」とよばれ、瞑想だけでなくヨガやお祈りにも適した時間帯といわれています。

今日は「ブランマ・ムフールタ」からヨガや瞑想をする時間について考えてみましょう。

「ブランマ・ムフールタ」とは?

ブランマ・ムフールタ

「ブランマ・ムフールタ」とは、「日の出」の96分前から48分前の時間帯をさします。

たとえば、もし日の出が6時だとしたら、
4:24~5:12が「ブランマ・ムフールタ」です。

わたしの住む地域では最近の日の出は4:40頃でしょうか。
そうすると、3:04~3:52 が「ブランマ・ムフールタ」になります。

「ブランマ・ムフールタ」の「ブランマ」はサンスクリット語で「創造主」や「究極の知識」を意味し、「ムフールタ」は時間の区切りをあらわす言葉。

サティシュジが「コネクションアワー」と表現されたように、
心がしずかになり、聖なるものとつながりやすい時間だといわれます。

日の出の時間により「ブランマ・ムフールタ」は変わりますが、だいたい早朝3時~6時くらいと考えるといいでしょう。

「ブランマ・ムフールタ」は、なぜ瞑想にいい?

大気

なぜ「ブランマ・ムフールタ」の時間は、瞑想やヨガに適しているのでしょうか。

以前、インドのお寺で聞いた話では…
早朝の時間帯は空気が清浄で、心がしずかになりやすいからだそうです。

日中はわたしたちの「想念」が大気中にあふれて、空気が汚れてしまうのだとか。
だから日中に瞑想しようとしても、心をしずめるのはむずかしいといいます。

夜になり人々が寝静まると、あふれていた想念がなくなり、大気はおちついて清浄になります。
だから、清浄な時間「ブランマ・ムフールタ」に瞑想をすると、簡単に心をしずめ自分自身とつながることができるのだとか。

そして、大気だけでなく、わたしたちの心身も睡眠により機能が回復して朝はフレッシュな状態になります。
わたしたち自身もまわりの環境も清浄だから、瞑想やヨガなどを集中しておこないやすいわけですね。

ちなみに「THE TIMES OF INDIA」によると、
「ブランマ・ムフールタ」と夕暮れ時には、ナディの1つ「スシュムナ・ナディ」が流れやすくなるそうです。

「スシュムナ・ナディ」が流れると、大きな努力なく深い瞑想に入れるとのこと。
プラブヨガでよく出てくる「ナディ」が関係するとは…興味深い話です。

「ブランマ・ムフールタ」にやるといいこと

ブランマ・ムフールタ

「ブランマ・ムフールタ」の時間は、ヨガや瞑想だけでなく、さまざまな霊的な鍛錬に適しているとされます。

  • 祈り
  • 瞑想
  • ヨガ
  • マントラ(真言)をとなえる
  • 聖典の勉強をする

などをおこなうとよく、こうした修練が「集中しやすい」「続きやすい」ともいわれます。
「ヨガや瞑想が続かない…」という方は、少し早起きして朝活してみてはいかがでしょうか。

え?早起きができない?
「鶏が先か、卵が先か」という話になってきそうですが…実際にやってみると、効果を感じて続きやすくなるかもしれません。

わたしは、最近は4時前には起きます。
理由は愛犬にたたきおこされるから…で、早朝時間はお犬様のお世話タイムです。

とはいえ、早朝の気持ちいい空気は格別。
ぜひ朝のすがすがしい時間に自分自身とつながり、心おだやかにすごしましょう。

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