エネルギーの法則
こんにちは!
週末、いかがおすごしでしょうか。
わたしは先日ご紹介した「奇跡の脳」を引き続き、読んでいます。
脳卒中で左脳にダメージを負い、右脳のはたらく世界を「涅槃のよう」と感じた脳科学者の話です。
右脳のみ機能する世界では、自分と万物が一体のように感じる感覚だけでなく、「エネルギーの流れを敏感に感じた」のだとか。
- エネルギーを与えられる
- エネルギーを奪われる
という感覚がとても鋭くなったそうです。
今日は筆者の体験をもとに、「エネルギーの法則」について考えてみましょう。
エネルギーをシェアしあっている
ヨガの師プラブジによると、わたしたちは生命エネルギー「プラーナ」をまわりの人とシェアしあっているそうです。
家族や友達、同僚などふだん接する人たちすべてが交換対象。
「この人に会うと元気になる!」と感じるならエネルギーをもらっているかもしれないし、
「この人と話すと疲れる…」と感じるならエネルギーを奪われているのかもしれません。
エネルギーはシェアしあうものなのです。
エネルギーを与える条件
さて、脳卒中で左脳にダメージを負った筆者は、右脳が機能する世界で
他者とエネルギーをシェアする感覚をまざまざと感じるようになります。
「エネルギーを与えられる」と感じるのは…
- 思いやり
- やさしさ
- 愛情
- 尊重
などに満ちた態度や言葉だったのだとか。
筆者は言語をつかさどる左脳にダメージを負っているので、通常の会話ができなくなっている状態です。
相手が話すことも「早い」と感じて認識できないし、発語もスムーズにできません。
その状態でも「1人の人」として尊重し、気づかい、ゆっくり話しかけるなど
思いやりに満ちた態度の人からエネルギーを与えられていると感じたそうです。
エネルギーを奪う条件
エネルギーを奪われる条件は、エネルギーを与えられる条件と逆です。
思いやりややさしさ、愛情がなく、利己的な態度や言葉を投げかけられた場合に「エネルギーを奪われる」のを感じたとのこと。
特に会話ができない状態の筆者を尊重せず、「話してもどうせ理解できない」という態度をとられるのがつらかったようです。
筆者のペースを無視し、自分の聞きたいことだけを早口で質問し続ける医学生について「エネルギーの吸血鬼」と表現されていました。
エネルギーの法則
筆者は左脳にダメージを負い、右脳がはたらく世界で他者との「エネルギー交換」を敏感に感じたわけですが…
筆者の話はわたしたち皆に通用するのではないかと思います。
「エネルギーの法則」とでも呼べるかもしれません。
わたしたちがふだん生活する中でも、
他者からやさしさや思いやり、愛情や尊重をもらうと心があたたかくなり「元気になる」感覚があると思います。
逆に、愛のない態度や言葉を投げかけられると、悲しくなったりつらくなったりするでしょう。
自分の態度や言葉が他者にエネルギーを与えたり奪ったりすると考えると、言動には注意したいところ。
できるかぎり、まわりの人や動物に思いやりのある態度で接したいですね。
それもヨガの修練の1つといえるでしょう。