「王のポーズ」と「女王のポーズ」
こんにちは!
ヨガのポーズには、「王のポーズ」と「女王のポーズ」があるのをご存じでしょうか。
難易度が高いから「王」「女王」とよばれるわけではありません。
わたしたちの生活に大きな影響をあたえる「ホルモンバランス」にはたらきかける重要なポーズだからこそ、「王」「女王」とよばれるのです。
今日はヨガの「王のポーズ」と「女王のポーズ」について考えてみましょう。
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ヨガの「女王のポーズ」
ヨガの「女王のポーズ」は、写真の「ショルダースタンド」です。
日本語では「肩立ちのポーズ」とよばれます。
あおむけの状態から脚と腰をあげて、体重を肩でささえるポーズです。
写真では手を床においていますが、両手で軽く腰をささえてもいいでしょう。
このポーズは、胸があごにくっついて体重がかかり、喉がロックされることで「甲状腺」に効果をもたらすといわれています。
甲状腺は主に「代謝」をつかさどることで知られる内分泌腺。
甲状腺の機能が上がりすぎても下がりすぎても、生活に支障をきたします。
代謝機能をバランスさせるのが甲状腺の役割。
ヨガの師プラブジによると、ダイエットで「ただエクササイズしてもやせない」のだとか。
「やせづらい」ということは、甲状腺の機能を活性化する必要があるとおっしゃっていました。
わたしたちの生活バランスをつかさどるといっても過言ではないくらい重要な甲状腺。
「女王のポーズ」を通じてアプローチしていきたいですね。
ヨガの「王のポーズ」
ヨガの「王のポーズ」は、写真の「ヘッドスタンド」です。
日本語では「頭立ちのポーズ」といわれます。
プラブヨガでは「おでこ」を床につけて、両腕でささえて体を逆転させます。
ヘッドスタンドは「脳下垂体」にはたらきかけるポーズです。
ホルモンバランスをリセットし、はたらきを正常化してくれる効果があります。
さらに、スピリチュアル的には「カルマを返す」意味もあるのだとか。
カルマとは行いのこと。
よくない行いや誤った行為を手ばなせるポーズともいえるでしょう。
「王のポーズ」も「女王のポーズ」も体が逆転するので、甲状腺や脳下垂体などの「腺」にはたらきかけるだけでなく、
ふだん下に下がりがちなエネルギーを上にもどしてくれる効果もあります。
「王のポーズ」「女王のポーズ」いずれもポーズの前に準備が必要ですが…
毎日おこなうと、心身の快適さをより感じていただけるでしょう。
ぜひヨガの練習にとりいれていただければ幸いです。