ヨガ的な「月食」のすごし方
こんにちは!
明日11月19日(金)は部分月食です。
東京では、18時~20時くらいが月食の時間になるのだとか。
楽しみにされている方もいらっしゃるかもしれませんが…
実はインドだけでなく、世界中の伝統的な文化で月食や日食は「見ない方がいい」もの。
なぜなら「不吉」「悪い前兆」と考えられているからです。
日本の伝統でも「けがれ」をもたらすと考えられてきました。
鎌倉時代の古文書には、月食の光に天皇がふれないよう、御所を布(むしろ)でつつみ、お坊さんが読経をしたという記録があるのだとか。
そんなの、古い時代の迷信だと思われますか?
ヨガはヒンドゥー文化のなかにあるので、月食は「静かにすごす」よい機会。
なんと月食中の「よいおこない」は、何倍にもなってかえってくるともいわれています。
今日は月食の前後で
- やるといいこと
- やらない方がいいこと
をヨガ的な観点からお届けします。
古代に思いをはせつつ「よいおこない」をしてみませんか?!
月食前後に「やるといいこと」
月食前後で以下がおすすめされています。
・月食の前にお風呂(シャワー)にはいる
・洗濯された清潔な服を着る
・光が入らないように雨戸やカーテンをしめる
・月食中は
-祈る
-マントラ(真言)をとなえる
-瞑想する
・月食後、寄付をおこなう
月食の光をさけて、静かに家の中ですごすというのがポイントです。
「マントラ」というのは真言のこと。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」もマントラです。
マントラになじみのない方は、瞑想したり、霊的な本を読んでもいいと思います。
おすすめの瞑想本はこちら。
月食中、上記のような「よいおこない」をすると、何倍にもなって自分にかえってくるそうですよ。
そう…まさかの「ポイント●倍キャンペーン」のような日なのです!
せっかくのよい機会なので、楽しみつつとりくんでみてはいかがでしょうか。
月食前後に「やらない方がいいこと」
逆にやらない方がいいことは以下です。
・食べる
・家の外に出る(光をあびる)
・性行為
・オイルマッサージ
月食や日食のあいだは、アーユルヴェーダ的にも全エネルギーが乱れるタイミング。
そういうタイミングでご飯を食べたり、性行為をしたり、マッサージをしても逆効果と考えられるようです。
とはいえ、どうしても外で用事があったり会食があるという方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、家に帰られたらしっかりお風呂にはいって、静かにすごされるとよいでしょう。
というわけで今日は、月食の前後で
- やるといいこと
- やらない方がいいこと
について、インドの伝統的な価値観からご紹介しました。
静かにすごしながら、ヨガを深めていけるといいですね。