「断食」で失敗しないコツ
こんにちは!「ナヴァラトリ」の期間中は、断食がすすめられると以前の記事でご紹介しました。
それに関連して、今日は、断食経験7年のわたしが、断食で失敗しないコツについてお話ししたいと思います。
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「断食」で失敗しないコツ
断食で失敗しないコツは、ずばり、
・極端なことをしない
・成功体験をつむ
ことだと思います。
「水だけで3日間過ごす」とか、「一切何も口にしない」とか、極端なことは、本当にやめた方がいいです。
断食中に体調が悪化して苦しくなったり、あるいは、なんとか断食をのりこえても、回復食で食欲がとまらなくなったり…と、
「あれ?断食して、いいことあったっけ?」ということになりかねないです。
そして、小さくても、成功体験をつんでいくことが大切です。
極端なことをして、失敗すると、次からやりたくなくなります。
「断食?もう2度とやりたくない!」「わたしには合ってない」と感じてしまいます。
少しずつ、小さなところからでも、「成功した」という体験をつんでいくほうが、続けていく自信にもなりますし、効果も得られやすいでしょう。
「断食」で成功するコツ
逆に、断食がうまくいくためには、
・少しずつはじめる
・専門家の指導をうける
・仲間とつながる
これらが大切だと思います。
1つめ、「少しずつはじめる」からもう少し詳しくお話しします。
これまで断食をしたことがない方であれば、いきなり「1日何も食べない」のではなく、
「1食のなかで、量をへらしてみる」ところからスタートするのがよいと思います。
たとえば、週に1回、夕食はいつもよりも量をへらしてみる。
それが簡単にできるようになったら、1食ぬいてみる。
それくらいのペースで十分だと思いますし、1食ぬくと、今はやりの「16時間ダイエット」と同じ状態になります。
さらに、1日とおして断食をするようになっても、全く何もとらないのではなく、「コールドプレスのジュース」や「甘酒」だけとるとか、「おかゆ」を少し食べるとか、何かしら、お腹に入れた方がいいと思います。
つまり、完全な「断食」ではなく、「半断食」とでもいいましょうか。
「マクロビオティック」の分野で、食養の指導を20年してこられた磯貝昌寛先生によると、現代人は、「断食」よりも、「半断食」の方が効果が得られやすいとのこと。
子どものころから、自然じゃないものをたくさん食べてきているので、完全な「断食」ができるような体の状態ではないそうです。
「自然じゃないもの」とは、ジャンクフード、添加物、加工食品、遺伝子組み換え、ホルモン剤浸けの家畜など、わたしたちの周りにあふれている食材の数々です。
ヨガの師であるプラブジも同じようなことをおっしゃっていました。
断食の準備ができていない人がいきない「えいや!」と断食すると、極端な症状が出てくるから、やめた方がいいとのことでした。
はい、ポイントは「少しずつ」ということです。
さて、断食が成功するコツの2つめは、「専門家の指導をうける」ことです。
「半断食」であっても、期間中、さまざまな症状が出てくる可能性があります。
たとえば、めまい、ふらつき、体のだるさ、吐き気、胃もたれなどが代表的ですが、人によってあらわれ方は異なります。
これは、体の中にたまった毒素が出てきている状態、と食養では考え、「排毒反応」や「好転反応」という言い方をします。
こうした毒素が出てきている状態を、抗生物質などで「とめる」のではなく、体の外に排せつできるように促す手当てをしていきます。
「手当て」は、原則として、
・陽性の症状には、陰性の手当て
・陰性の症状には、陽性の手当て
をします。
「手当て」が、どういうものかというと、「梅醬番茶」「しいたけスープ」というような飲み物をとったり、「しょうが湿布」「里芋湿布」というような植物を使った湿布をしたりと、さまざまです。
これらは、陽性や陰性といった偏りを緩和してくれます。
わたし自身、つらい症状でも、適切な手当てをすると、すーっと、ひいていくという経験をたくさんしてきました。
知識があれば、自分ひとりでもできるはず…なのですが、自分自身が「陽性」「陰性」のどちらかにかたよっていると、適切な判断ができなかったりします。
「陰」と「陽」のバランスがとれて、中庸な状態でないと、客観的な判断もできないというのが面白いところ。
そういう意味で、専門家のサポートを受けて、半断食を行えると、排毒反応にも対処できますし、断食の効果も得られやすいと思います。
とはいえ、「合宿」となると、なかなかまとまった時間がとれない方も多いと思います。
そんなわけで、断食が成功するコツの3つめは、「仲間とつながる」こと。
仲間をみつけてSNSでつながったり、同じ期間に「半断食」をスタートして、報告や相談しあうだけでも力になると思います。
いかがでしょうか。「断食」について、何かヒントになることがあれば幸いです。
断食にどんな効果があるか、については、また別の記事でお話ししたいと思います。
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