断食3日目!ウォーキングと講義
こんにちは!
断食も3日目。合宿中の今日は、午前中2時間ほどウォーキングをして午後から講義というスケジュールでした。
講義では、時代によって「断食」の方法を変える必要があるという話をうかがいました。
時代背景によって、人によって、必要なものが違います。
それは、ふだん「食べるもの」でも、「ヨガの動き」でも同じだと感じました。
個々の状況に合わせたやり方をされる磯貝先生の方針に共感した3日目。
今日はそんな3日目のレポートをお届けします。
断食3日目 眠りの日
2日目に引き続き、3日目も玄米のおかゆとお漬物をよ~く噛んで食べました。
体は眠くて重だるく、胃もたれがあり、唇がガサガサとしています。
唇がガサガサしているのは胃腸が荒れているあらわれなのだとか。
午前中は、難病の方とすべり症の方をのぞき、みんなでウォーキングに行くことに。
体にたまった毒素が血液中にでて症状となる「排毒反応」で「体がだるい」と感じるときも、顔に赤味がさしているようであれば、むしろ歩いた方が楽になるのだとか。
逆に顔色が悪く、土色になっている場合は休んだ方がいいとのこと。
ウォーキングを開始するも、だるくて思うように歩けない…もどかしいです。
特にのぼり坂になると、のろのろと本当にゆっくりしか進めなくて、こわれかけの車のようです。
みんなの最後尾をなんとかついていき、2時間あまり歩けました。
自然ゆたかな環境で、景色がいいのが救いです。
歩き終わった後は、つかれて縁側で昼寝。
2時間くらい寝て、夕方にも30分ほど昼寝しました。
それなのに夜も9時間あまり熟睡するという「眠り」の日に…。
つかれがたまっていたのかもしれません。
昔と今の「断食」の違い
午後からは講義があり、磯貝先生から断食について教えてもらいました。
お寺では今でも「行」として、伝統的に断食がおこなわれています。
お寺での断食中、水を飲む以外は
- 何も食べない
- 動かない
- お風呂にも入らない
のだそう。
これは昔の人に合った断食でないかと先生はおっしゃいます。
昔の人は重労働。何をするにも体を動かして働く必要がありました。
日ごろから体をよく動かしてきた昔の人にとって、断食は胃腸を休めるとともに、体の「骨休め」の機会だったのではないかとのこと。
一方で、今の人はふだんから体を動かしていない人の方が圧倒的です。
疲れている場所は「脳」。
情報が多いので「脳疲労」をおこしています。
多くの人は、脳が疲れると甘いものを食べたりお酒を飲んだりと「食べ物」で解消します。
そうして食べ過ぎると、今後は「腸」が疲れてしまいます。
腸が疲れると、消化力が下がり、血液循環が悪くなることから低体温もまねきます。
最後には、細胞全体が疲れてしまい、病気になるという仕組みなのだとか。
脳疲労
↓
食べ過ぎる
↓
腸疲労
↓
消化力低下
↓
細胞疲労
↓
病気
これが現代人の特徴。
昔のように「何も食べずに、静かに過ごす断食」は現代人に合ってないのでは…というのが磯貝先生の考え方です。
現代人のための断食法
磯貝先生の半断食では
1.よく噛む
2.よく動く
3.よくあたためる
自然治癒力を高めるマクロビオティック〔実践編〕運命を開く断食
がポイントです。
半断食中に1日1杯食べる「玄米のおかゆ」は一口目が200回、2口目以降は100回ほど、よく噛んで食べます。
よく噛むと、「おかゆ」の水気が呼び水となり、口の中が水浸しになるくらい「だ液」がよくでてきます。
「だ液」は、腸疲労により不足している「消化液」をおぎなってくれます。
また、胃腸の粘膜や細胞を修復してくれるという効果もあります。
「よく動く」「あたためる」も、ふだん動かない&低体温の現代人に必要なこと。
よく動き、あたためることで、排毒をうながし、毒素を体の外に排せつしてくれる効果があるそうです。
時代や個人により「やり方」を変える必要性
時代により手法が異なるのは、断食にかぎらず「食事療法」でも同じこと。
マクロビオティックを世界に広めた桜沢如一(1893年~1966年)の本を読んで、「食べ方」をまねた現代人のなかには体調をくずされた方も少なくないのだそう。
それは、時代により生育環境が大きく異なるので、必要な食べ物も異なるからです。
桜沢先生の時代によいとされた「食べ物」は、現代人にとって必ずしもよいとはかぎりません。
つまり「これを食べれな大丈夫」という方法論はないということ。
時代や人に合わせて、方法を変えていく必要があります。
磯貝先生の半断食も進化されていますし、10年後はまた違うものになっているかもしれません。
状況に応じて変えられているところに共感がもてます。
「プラブヨガ」も同じです。
人によって必要な動きが異なるし、おこなう回数も異なります。
そのさじ加減を探求するのは難しいですが、そこが面白さでもあり効果につながるポイントだと実感しています。