ディワーリーと大掃除
こんにちは!
立冬がすぎ、日が沈むのがはやくなってきました。
陽の光のありがたさを感じる今日このごろですが、
ちょうど明日、11月12日(日)から「光の祭典」ともよばれるインドのお祭り「ディワーリー」がはじまります。
オイルランプなどたくさんの光を灯し、お祝いする美しい祭典です。
オイルランプの「光」は「善」を意味し、「闇」は「無知や悪」を意味します。
つまり、わたしたちの心にある闇を光でとりのぞく、いい機会といえるでしょうか。
「ディワーリー」について、くわしくはこちらをご覧ください。
ところで、美しい光の祭典である「ディワーリー」の前には、
家をキレイに片付けて掃除をする必要があります。
今日は「ディワーリー」から「掃除」について考えてみましょう。
Contents
ディワーリーに「大掃除」を開始しよう!
冒頭でご紹介したように、インドでは「ディワーリー」の前に、掃除をする習慣があります。
せっかく光でデコレーションするにも、汚れていたら台無しですし…
もともと「ディワーリー」はラーマ神の帰還を光でお迎えするお祝いですから、
神様をお招きできるくらい、キレイにする必要があるのです。
「ディワーリー」は、毎年だいたい10月から11月頃にお祝いされます。
せっかくですから、「ディワーリー」とともに、ご自宅の「大掃除」をはじめませんか?
「ディワーリー」から年末の「大掃除」に話がとんでびっくりされるかもしれませんが…
掃除をするのに今はちょうどいい季節なのです。
外の掃除をするにも蚊はほぼいなくなりましたし、水はまだ冷たすぎず、
昼間ははあたたかい!と3拍子そろっています。
これが年末近くなると、掃除しようにも手がかじかんでモチベーションを下げるはず。
今のうちに掃除を済ませておけば、年末を楽々とむかえられるでしょう。
掃除で心を浄化する
さて、美しい「光」でわたしたちの「闇」をとりのぞくお祭り「ディワーリー」ですが…
わたしは個人的に、「ディワーリー」の要となるのは「掃除」ではないかと感じています。
というのも、心の中にある「闇」、つまり、怒りや悲しみ・嫉妬・怠惰・無知などネガティブな感情を意識的にとりのぞくのは大変なこと。
一方で、体を動かして掃除をしたら…
心がスッキリしていることに気づかれるはずです。
「家」は、「わたしたち自身」をあらわす存在。
物理的に家をキレイにすることで、心にたまった「汚れ」、つまりネガティブな部分がとりのぞかれます。
ネガティブな感情が落ちついてこそ、わたしたちは内なる光である感謝や慈しみの心を保てるのではないでしょうか。
というわけで、ディワーリーから大掃除をはじめませんか?!
そして、キレイになったお部屋でオイルランプやキャンドルなどを灯して、
わたしたちの内なる光を祝福しましょう。
今年も素敵なディワーリーをお迎えください。