2022年「ディワーリー」はじまりました!
こんにちは!
今日からインドの大きなお祭り「ディワーリー」がはじまりました。
ディワーリーは「光の祭典」ともよばれ、たくさんのオイルランプの光とともにお祝いされます。
一方、博多の街では、この季節になると「ライトアップウォーク」といって
お寺などを美しい光でライトアップするイベントがおこなわれます。
まるで日本版のディワーリーのようですが、多分、インドとは関係ないと思われます。
今年は11月3日からとのこと。
近隣の方はぜひ訪れてみてください。
さて、今日はディワーリーにちなんで、光を灯す意味を考えてみましょう。
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光をもって、闇を制する
「ディワーリー」は、こちらでご紹介したように…
ヴィシュヌ神の化身である「ラーマ」が魔王「ラーヴァナ」をたおし、
古都アヨーディーヤに帰還したことを祝うお祭りです。
つまり、
- 魔王=心の「よくない性質」が消滅し、
- ラーマ=「よい行い」が打ち勝った
ことをお祝いします。
ラーマが帰還すると、民衆がたくさんの光をもって歓迎したと伝えられています。
「光」は、愛や知識を意味し…
闇(心のよくない性質)を制する象徴です。
オイルランプの意味
インドでは、お祈りの儀式などで「オイルランプ」がよく使われます。
「オイルランプ」とは、コットンの芯をオイルにひたして、芯の先に火をつけるシンプルなランプです。
お世話になっているプージャリさん(お祈りの儀式をする人)が、「オイルランプ」の意味を教えてくれました。
オイルランプで使うオイルはゴマ油やギーなどですが、いずれもネバネバして粘着性があります。
それは、あたかも心のなかにある「執着」や「嫉妬」「怒り」など…ネガティブな性質をさすそうです。
一方でコットンの芯は、わたしたちの「エゴ」や「利己心」をあらわすのだとか。
つまり、オイル(ネガティブな性質)がしみこんだ芯(エゴ)を
聖なる火で燃やしつくし、輝く光として昇華させることを意味するようです。
心のなかにあるネガティブなものをまとめて、燃やしつくす機会にしたいですね。
というわけで、今日からのディワーリーの期間中、朝と夕方だけでもオイルランプを灯してみませんか?!
オイルランプがない方は、アロマキャンドルでもいいと思います。
美しい光を楽しみながら、心をスッキリととのえましょう。