「高級食パン」と消化力の話
こんにちは!
今年の夏くらいから、グルテンフリーに近い食生活をしています。
しばらく続けてみた体感として「特に変わらない」とご報告した気がしますが…
前言撤回します。
久しぶりに大量の小麦をとりいれたら…
心と体の感覚が全然ちがうことに気づきました。
「何かをやめる(へらす)」よりも、「やめていた(へらしていた)ものを戻す」方が、変化を感じられるのかもしれませんね。
小麦アレルギーのないわたしにとっても、「小麦」はへらした方がいいと実感できました。
今日は、小麦粉でできた「高級食パン」をたんまり食べたわたしの結末から、消化について考えてみましょう。
「高級食パン」は危険…!
今年の夏頃からグルテンフリーに近い生活をしていましたが、
つい先日、知人から「高級食パン」をいただきました。
国産小麦とバター・生クリームなどがぜいたくに使われたクロワッサン素材の食パンで…
これがもう、めちゃくちゃおいしいのです!
一般的な「クロワッサン」は、表面のテリ(光沢)を出すために卵がつかわれているので、
ベジ生活をはじめてから縁遠くなっていましたが…
今回の「高級食パン」は、乳製品をのぞき動物性の材料はゼロ。
久しぶりにクロワッサンの味を堪能しました。
うすくスライスした食パンを1枚、2枚…あたりでやめておけばいいものを、
気づいたら4枚ほど食べていたでしょうか。
おいしくて、つい食べすぎる「高級食パン」は危険ですね。
小麦で、心と体が重くなる?!
お腹いっぱいで大満足したあと、時間がたつにつれて…
なんだか「体が重い」と感じると同時に、思考がネガティブになっていることに気づきました。
いつもと変わらない1日なのに、心も体もあきらかに重くなっているのです。
もはや「気のせい」でかたづけられません。
原因として思いあたるのは「高級食パンを4枚たいらげたこと」だけ。
実際、翌日はパンを封印し、お米のみのご飯をいただいたところ、
いつもの快適な心と体がもどってきました。
おそらく、わたしのように小麦アレルギーのない人にとって、
食パンを1~2枚など少量食べる分には、体や心に大きく影響することはないように思います。
しかし、勢いあまって大量に食べると…
アレルギーがなくても、自覚できるレベルで悪影響をおよぼすのではないでしょうか。
食材の「消化の重さ」と自分の「消化力」
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」的な観点から考えると、
精白した小麦粉は「消化が重い」ことで知られます。
「消化が重い」とは…
- 消化するのに時間がかかる
- 消化するためにパワーが必要
と考えていただくといいでしょう。
そして、今回の「高級食パン」は精白小麦だけでなく、同じく消化が重いことで知られる「乳製品」もふんだんに使われていました。
わたしが「心と体が重い」と感じたのは、大量の小麦と乳製品を体内で消化できず、
未消化物として内側にたまった状態だったのだと思われます。
つまり、わたし自身の「消化力」よりも、大量の小麦&乳製品の「消化の重さ」の方が勝っていたわけですね。
というわけで、「高級食パン」が悪いわけではありません。
問題は、自身の消化力であり、消化能力を超えて「つい、食べすぎる」マインドといえるでしょうか。
消化力をととのえ、そして、消化力に応じた量や質を選べるように精進していきたいですね。