夏カレーで「消化力」を上げる
こんにちは!
わたしは「カレー」が好きで年中よく食べますが、夏のカレーは格別です。
スパイスのたっぷり入ったカレーを食べて汗をかくと、すっきりと元気になれる気がします。
スパイスは、消化する力(消化力)を高めてくれます。
暑い夏、冷たいものをとることで下がってしまった「消化力」を、スパイスでおぎなえるのです。
一方で、「身土不二」という考え方もあります。
「身土不二」とは、自分が住んでいる場所でとれるものを食べるのがいいという考え方。
「スパイス」は日本でとれるものではないから、子どもにカレーを食べさせない…と知人が言っていました。
今日はそのあたりをふくめて「夏にカレー」を食べる意味を考えてみましょう。
カレーは薬膳
カレーにはクミン、コリアンダー、ターメリック…など、たくさんのスパイスが入っています。
各スパイスに効能があり、組み合わせると相乗効果をもたらしますが…
すべてのスパイスに共通するのは「消化力を高める」ことだと思います。
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、スパイスには「アグニ」とよばれる消化の火を高める効果があると考えます。
つまり、カレーは内臓のはたらきをサポートする「薬膳」なのです。
「夏バテ」にカレーがいい理由
いわゆる「夏バテ」の症状は、「消化力」の低下が原因となっていることが少なくありません。
消化する力がおちているからこそ…
- 食欲が出ない
- 体が重だるくなる
- ぼ~っとする
などの症状が出たりします。
こうした夏バテの症状が出ているのに、「冷たいものなら食べれる!」と調子にのると、内臓を冷やして体の消化力を余計に下げてしまうのです。
そんなわけで、夏バテのときは「カレー」がおすすめです。
少量でもいいので、スパイスの入ったカレーを食べて、かるく汗をかけたらラッキー。
代謝を上げ、消化力を高めることで内臓の機能を底上げしてくれるでしょう。
スパイスをたくさんとってもいい?
とはいえ、スパイスはもともと日本のものではないから「とりいれる必要はない」という考え方もあります。
たしかに、わざわざ輸入したものをとりいれなくても、身近な場所でとれる植物が「薬」になってくれたりします。
生まれてからずっとそういう「身土不二」的な生活をしている人なら、スパイスは不要かもしれません。
冒頭でご紹介した「子どもにカレーを食べさせない知人」は筋金入りの自然派なので、カレーが必要ないというのも納得なのです。
しかし、多くの人は、身近な場所でとれたものだけでなく…
添加物や農薬・化学物質など「不自然なもの」も体にとりいれてきたと思います。
「身土不二」にあてはまらない、不自然なものをデトックスするには、
身近なものだけでは間に合わない…と感じるのも事実。
スパイスのように、時には強烈な力がもとめられているように感じるのです。
というわけで、今日は「夏にカレー」をおすすめしました。
カレーを食べた後、体を観察してみると、内臓が動き出す感じやデトックス効果を感じられるかもしれません。
何より「おいしい」と感じるなら、それは体が求めているサインだと思います。
カレーを食べて、夏を楽しくのりきりましょう♪