書と禅とヨガ

こんにちは!
先日、書家の金澤翔子さんのお母さまの講演をオンラインで拝聴しました。

金澤翔子さんはダウン症でありつつ、書家として大成された方。
ドキュメンタリー番組などで、ご覧になった方もいらっしゃると思います。

わたしは書の良し悪しは全然わかりませんが、翔子さんの書を実際に見て心をゆさぶられた経験があります。

翔子さんのお母さまは、翔子さんの書を見た人が心をうたれる理由を長年考えてこられたそうです。
なぜならお母さまも書道の専門家。

翔子さんよりも上手に字を書ける人はいるけれど、見た人の心をゆさぶり泣かせるような機会はめずらしいのだとか。
なぜ翔子さんの書は見た人の心を動かし涙を流させるのか…それを不思議に思っておられたとのこと。

「翔子さんの書が人の心を動かす理由」がヨガそのもの…と感じたので今日はそれをご紹介しつつ、わたしたちがとりいれられることを考えていきましょう。

「今を生きる」姿勢に心を動かされる

今を生きる

翔子さんの書が人に感動をあたえる理由について、お母さまが導き出した答えは…
翔子さんの心が「今を生きているから」とのこと。

わたしたちはふつう、過去のことを悔んだり未来のことを心配したりと、「今ここ」に意識を保てません。

しかし、翔子さんの時間軸では、未来のことは「明日のお昼ごはん」くらいまでなのだとか。
だから翔子さんが過去を悔やんで恨み言を言ったり、未来を心配して怖がることはないそうです。

常に「今ここ」に意識をむけて、「どうしたらまわりを幸せにできるか」を考えておられるとのこと。
そのような純粋な心で書かれた書だから人の心をゆさぶるのかもしれません。

少なくとも翔子さんの書を素敵だと思えるということは、
たぶん、わたしたちにも「今ここを生きる」姿勢や「心の純粋さ」を求める気持ちがあるのだと思います。

みんな、完璧な存在

大丈夫

さらに、翔子さんの目から見ると、周りの人も皆それぞれ「完璧」で「大丈夫」な存在なのだとか。
「今ここにいる自分」は、さまざまな選択を積み重ねてきた結果。

過去の選択を「ああすればよかった・・」と悔やむかもしれませんが、「今ここ」を生きている翔子さんから見ると「すべての選択がOK」で「みんな、完璧」なのだとか。

過去がどうであれ、今もっているものがどうであれ、今ここにいるだけで大丈夫…
仏教の世界では「大安心(だいあんじん)」という言葉で表現されるコンセプトといえます。

「今ここに生きる」「大安心(だいあんじん)」などのキーワードは禅の世界、そしてヨガそのものです。

ヨガや瞑想は古典的な解決策

ヨガと瞑想
  • 「今ここ」に意識を向ける…
  • ありのままを受け入れる…

これらが大切だとわかっていても、そうできないわたしたちはどうしたらいいのでしょうか。

古典的な解決法として知られるのがヨガや瞑想(座禅)であり、実際有効なトレーニング手段になると感じます。
ヨガは体の動きだけでなく、呼吸に意識をむけていきます。

ヨガをしているとき「この後、どうしようか?」と心がさまよったりしますが…
このさまよう心を「今ここ」に向けなおす錨(いかり)の役割りをはたしてくれるのが「呼吸」です。

心がさまようたびに呼吸に意識をむけて「今ここ」にもどってくる…
そんな練習をできるのがヨガ。

ヨガの師プラブジは「疲れを感じるということは、心と体が離れているからだ」とおっしゃいます。
日々の生活でまったく疲れを感じない人は…きっといないでしょう。

だからこそ、誰にとっても「心と体をつなぐ練習」ができるヨガは有効なはず。
ヨガを練習しつつ、翔子さんのような心の純粋さを、わたしたちの内側からも引き出していきましょう。

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