フィリピン人から学ぶヨガの心
こんにちは!
今朝はかなり冷え込みましたね~。
日本はすっかり本格的な冬ですが、一方、常夏の国もあります。
たとえば、フィリピン。
12月は寒い時期とはいえ、25度~26度くらいのあたたかさなのだとか。
気候の違いのせいか、オンライン英会話でお世話になっているフィリピン人の先生たちは底ぬけに明るいです。
フィリピン人の先生たちは総じて明るく、フレンドリーで前向き。
そして、彼らの発言はヨギ(ヨガをする人)のように感じることが多々あります。
たとえば、わたしが初めてプラブヨガの1dayクラス(12時間)をサポートする際、すごく楽しみだけど「12時間も、体力もつかな…?」と心配でした。
フィリピン人の英会話の先生にそれを話すと、「瞬間、瞬間を楽しんだら、疲れることはないよ」とアドバイスしてくれたのです。
「今ここを楽しむ」「今ここに集中する」…まさにヨガの教えそのものです。
フィリピンではヨガはそれほどメジャーではなく、多くの人はヨガにふれたことがありません。
でも、日本でヨガを教えるわたしよりも、よっぽど「ヨギ」だと感じたのでした。
今日はそんなわけで、「フィリピン人から学ぶヨガの心」をテーマに、
- フィリピン人はなぜ前向きなのか?
- 前向きになれる3つのコツ
について考えたいと思います。
冬になり、うつうつとした気持ちをかかえている方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、ポジティブなフィリピン人から前向きになれるエッセンスをまなび、日々の生活のヒントにしていただければと思います。
Contents
フィリピン人はなぜ前向きなのか?
「なぜ、そんなに前向きなのか?」フィリピン人の先生にたずねてみました。
答えは、「笑顔の文化だから」…!
彼らの親もその親も…先祖代々ず~っと、ポジティブに考える文化だというのです。
もちろん、彼らにも難しい問題や悲しい出来事はあります。
悲しみや怒り、ねたみなどネガティブな感情をかかえることもあると言います。
でも「おこってしまったことは仕方がない」と考え、すぐに気持ちを切りかえるそうです。
たとえば、火事で自分の家が燃えているのに、そのかたわらで「いえーい!」とニコニコしながらテレビにうつっている家主が…本当にいるのだとか。
家が燃えるのは悲しいけれど、それは「起きてしまったことでどうしようもない」から、その気持ちをいつまでもひきづらないのだそう。
「切りかえ、早すぎ!」とつっこみたくなりますが…
話をうかがったフィリピン人の先生自体、「長くても悩むのは5時間くらい」とのこと。
「レジリエンス」といって、困難があっても「竹」のようにしなって風をかわし、元にもどる「回復力」が強い文化なのだと教えてくれました。
まっすぐに強く立つ木だと、強い風がふけば倒れてしまいます。
そのような「強い木」ではなく、竹のようなしなやかな心を自然ともてているなんて、すごい文化だと感じます。
前向きになれる3つのコツ
日本人であるわたしたちは、フィリピン人とはまた別の文化圏。彼らのような底ぬけのポジティブさはありません。
そんなわたしたちが、彼らから学べることは何なのでしょうか。
フィリピン人の先生が「前向きになれる」コツを3つ教えてくれました。
- 誰かに相談する
- 自分を信じる
- コーピングリストを更新する
の3点です。
まずは「誰かに相談する」こと。
心のうちを言葉にしてアウトプットすると、心が楽になります。
フィリピン人の場合は「家族」が主な相談相手だそうですが、別に家族じゃなくてもOKです。
前向きになれるコツの2つめは「自分を信じる」こと。
わたしたちは、これまでもたくさんの困難を乗りこえてきたはずです。
それを思い出して、「今回も乗りこえられる」と自分を信じるといいのだとか。
単純だけれど、忘れがちな視点ですよね。
コツの3つめは「コーピングリスト」をもち、更新していくことです。
「コーピング」とは、心理学用語で問題(ストレス)への対処法のこと。
わたしたちは、ストレスを感じたときに、
- 「映画をみる」
- 「おいしい食べ物を食べる」
- 「温泉につかる」
など、何か対処をすることで元気になれます。
そういう「心が回復するための対処リスト」をふだんからつくっておくといいのだとか。
ストレスを感じたときは、難しいことや複雑なことはできないから、よりハードルが低く具体的なリストにするといいようです。
たとえば、「この棚のお茶を飲む」「〇〇の音楽を聞く」「3回だけ深呼吸する」など具体的で簡単なものがおすすめです。
こうした対処法をまとめた「コーピングリスト」は、人によって内容がことなるし、同じ人でも更新していく必要があるそうです。
実際に自分でためして有効性を確認し、リストを更新していく必要があると教えてもらいました。
問題にしなやかに対処する…それはヨガそのもの。
ストレスを感じたとき、凹んだとき、プレッシャーを感じたときには、今回の話を思い出してもらえるとうれしいです♪