「うどん」は消化にいい?!

こんにちは!
雨があまりふらないので、梅雨なのか夏なのか季節がよくわからなくなりますが…

インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、梅雨は「体力や消化力」がおちやすい季節だといわれています。

昨日ご紹介したように、過度な汗をかくと「体力」をうばわれるので、激しい運動や長時間のサウナなどはおすすめできません。
そして、消化力が低下するこの季節は、「消化」にいいものを食べたいところ。

消化にいいものといえば、何が思いうかぶでしょうか?

意外と「うどん」をあげる人も多いかもしれません。
しかし、アーユルヴェーダでは「うどん」は消化によくないと考えられています。

なぜなら、「うどん」は精製された小麦でできているからです。

今日は、食材による消化の重さについて考えてみましょう。

精製された小麦は「消化が重い」

小麦

インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、精製された小麦は消化しづらいと考えられています。

なぜなら、精製することで消化に必要な栄養素や食物繊維などがとりのぞかれているからです。

たとえは、インド料理店などでみかける真っ白でふわふわした「ナン」は消化が重いメニュー。
実際、ヨガの師であるプラブジは、「ナンは食べるな」とおっしゃっていました。

ナンを選ぶよりも、ご飯を選んだほうが消化が軽くてお腹に負担をかけませんし、
「チャパティ」や「パロタ」など全粒粉をつかったパンを選んだほうがいいでしょう。

「ナン」と同様に、一般的な「うどん」は精製された小麦でつくられているので、アーユルヴェーダ的には決してお腹にやさしいものではありません。

一方、全粒粉でつくられた「うどん」なら話は別です。
わたしは埼玉にひっこしてから、「武蔵野うどん」なる全粒粉の「うどん」の存在を知りました。

粉が味わい深くて、とてもおいしい「うどん」です。
そして、全粒粉でなくても、全体的に茶色い「うどん」もよくみかけます。

そういった栄養素がとりのぞかれていない「うどん」なら、お腹に負担をかけずにすむでしょう。

お米の種類で「消化の重さ」がちがう

ごはん

わたしたちが毎日食べる「ごはん」にも消化の重さのちがいがあります。

たとえば、消化が重い順に

もち米 > 日本のうるち米 > インドのお米

といったところでしょうか。
一番消化が重いのは、粘り気の強い「もち米」です。

「もち米」は赤飯などお祝いのときに食べるくらいで、日常的に食べませんね。

「おもち」として食べるのも、お正月前後の冬が多いでしょうか。
アーユルヴェーダでは、冬は消化力が高まると考えられているので、冬の「おもち」は理にかなっています。

そして、日本のお米は全般的にデンプン質が多くて「重い」性質があり、
パサパサしたインドのお米よりも、消化は重いと考えられているのです。

一方、日本のふつうのお米のなかでは、古いお米よりも新米の方が消化は「重い」といわれています。

だから、消化にいいものを食べたいなら
インドのお米でお粥をつくると最適ですし、日本のお米なら新米より古米をつかうといいでしょう。

体力や消化力が低下するこの季節、消化に軽い食材をえらんで、体をいたわっていきましょう。

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