スキンケアをやめて1年の結末 「肌断食」とは?

こんにちは!
みなさま、スキンケアを一切おこなわない「肌断食」という美容法をご存じでしょうか?

「肌断食」とは、医師の宇津木龍一先生が提唱されている美容法
化粧品を使わないことで、肌本来の機能をとりもどすというものです。

わたしは、去年の12月1日からこのメソッドにしたがってスキンケアをやめました。
つまり…

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液
  • クリーム
  • クレンジング
  • 日焼け止め

などのアイテムを使うのを一切やめたということです。
この1年の化粧品代は「0円」!

ふだんは、冷たいくらいのぬるま湯でやさしく顔をすすいだらそれでおしまい。
ごくまれにメイクをする時は、石鹸で洗うだけです。

1年続けてみた結果は、とても満足!
肌がやわらかくなり、透明感が上がったように思います。

そんなわけで、今日は

  • スキンケア効果があるのか?
  • 「肌断食」とは?やり方は簡単
  • 「肌断食」ニキビだらけに…やめた方がいい?
  • 「肌断食」メリットとデメリット

を中心にお話しします。

最初にお断りしておくと、わたし自身は「美魔女」ではありません。
年相応に見えると思います。
でも、自分のやわらかい肌が好き満足しています。

今日の記事は、

  • 年相応に快適なお肌でいたい方
  • スキンケアの効果に疑問がある方
  • お忙しい方
  • お金を節約されたい方

に特におすすめです。
「肌断食」に興味のある方も、そうでない方も、ぜひご覧いただけるとうれしいです。

スキンケアは効果があるのか?

スキンケアを一切おこなわない「肌断食」に興味をもったきっかけは、実家の両親の顔をみくらべて感じたことから。
同じ年齢の父と母の肌をくらべると、父の肌の方がキレイなのです。(お母さん、ごめん!)

は美容にさほど興味がないものの、昔から化粧水や乳液、日焼け止めは欠かさずぬっていました。
一方のは、顔に塗るのはヒゲをそるときのシェービングクリームくらい。
保湿剤日焼け止めも使っているのをみたことがありません。

長年スキンケアをしてきた母よりも、何もしていない父の方が肌がキレイ…どういうことなんだろう?と思いました。

両親は70代半ばで2人は同い年
結婚して40年以上同じ食事をし、同じような時間に寝起きし、似たような生活をしています。

同じ年齢で同じライフスタイルの「おばさん」より「おじさん」の方が肌がキレイ…そんなことがあっていいのでしょうか。

スキンケアに費やすお金と時間を計算すると…

母がスキンケアに費やす金額が仮に月3,000円ほどだとして、50年間続けているので、

3,000円 × 12ヶ月 × 50年 = 180万円

すでに180万円をつぎこんでいます。
そして、スキンケアの時間が仮に1日5分だとすると、

5分 × 365日 × 50年 = 91,250分

91,250分は約1,520時間。1日単位でみると「63日」の時間を費やしてスキンケアをおこなってきたことになります。

父の方が遺伝子的にもともと「肌が強かった」可能性も考えられますが、
それにしても、母が費やしたお金と時間(180万円と63日)は意味があったのだろうか…と考えてしまいます。

みなさんの周りにも、何もしていないのにキレイな肌の「おじさん」がいませんか?

「肌断食」とは?やり方は簡単

そんなときに出会ったのが、宇津木先生の
「『肌』の悩みがすべて消えるたった1つの方法」という本。

先生は、日本初のアンチエイジング専門施設・北里研究所美容医学センターを創設された方。
アンチエイジン治療専門の美容形成外科で、シミ、しわ、たるみの治療と老化予防についての診療をおこなっています。

この本では、アンチエイジングの専門家の視点から、日々のスキンケアに意味がないことを詳しく説明されています。

先生によると、多くの女性がおこなっているスキンケアほとんどが「間違い」
毎日のスキンケアが、逆に肌をいため、乾燥肌や敏感肌を生んでいると指摘されています。

そもそも皮膚にとって、化粧品にふくまれる成分は異物
化粧水は肌のバリア機能を低下させ、クレンジングや乳液・クリームにふくまれる界面活性剤は肌に大きなダメージをあたえるのだとか。

化粧品にふくまれる防腐剤や添加物なども肌をいためる一因ではありますが、
「オーガニック」「自然派」であろうと、肌に負担をかけるという点では同じなのだとか。
毎日スキンケアをすることは、肌本来の自然な保湿機能を低下させる…つまり逆効果でしかないという考え方です。

「肌断食」やり方はいたってシンプル。
「スキンケアをやめる」…それだけです。

乾燥がひどいときだけ、ワセリンをうすくのばしてぬります。
メイクは、石鹸で洗い落せるものを使って楽しめますよ♪

「肌断食」でニキビだらけに…やめた方がいい?

わたし自身は1年続けてみて満足していますが、途中で今までにないくらい「肌が荒れた」ことも事実です。
とはいえ、肌が荒れたタイミングで「やめてしまうのはもったいない…」とも感じています。
多くの人が似たような経緯をたどっているからです。

スキンケアをやめてからの経緯としては、

  • 肌のツッパリ期(1~2日)
  • 激荒れ期(3~4ヶ月)
  • 周期的な荒れ期(半年くらい)

がありました。

まずスキンケアを突然やめると、肌がつっぱった感じになります。
でもそれは1~2日くらい。そのうち慣れて気にならなくなるでしょう。

その後、1~2ヶ月経過した頃から、激しい肌荒れをするようになりました。
主に「口まわり」カサカサになり粉をふきます。
同時に、Tゾーンの眉毛のあたりが乾燥して、激しく粉をふく…

さらに、かさついた場所からニキビポツポツとたくさん出て、割れてくるのです。
自分でも「うわ~…」と目をおおいたくなる感じでしたし、他人から見ても「この人の肌、荒れてるね~」という状態だったと思われます。

宇津木先生のメソッドだと、肌の乾燥や荒れに応じてワセリンを使いますが、わたしはワセリンが苦手。
同じようにカバー効果の高いコカムオイルひまし油をうすくぬって対応しました。

この「激荒れ期」3~4ヶ月ほど続きましたね。

それからしばらくすると、荒れの程度がずいぶん軽減し、周期的に荒れるだけになりました。
具体的には、生理前に口まわりとTゾーンが乾燥して粉をふく程度。
ニキビに悩まされることはなくなりました。

さらに半年くらいしたら、周期的な荒れごく軽度なものに!
肌が落ちついたのはつい最近です。

ニキビが大量に出たときは「やめた方がいいのでは…?」とも思いましたが、今は続けてよかったと感じています。

わたし自身、10代からスキンケアをしているので20年以上のスキンケア歴があります。
外から保湿して、自然な保湿機能をはたらかせていないお肌でしたから、スキンケアをやめると「乾燥する」のは当然といえば当然。

スキンケアをやめてから落ち着くまでの移行期として1年という時間はそれほど長いものではないと感じます。

「肌断食」のメリットとデメリット

わたしが感じる「肌断食」のメリットは、

  • 年相応の自然で快適な肌が手に入る
  • 時間とお金を節約できる

でしょうか。
逆にデメリット

  • 肌が落ちつくまでけっこう時間がかかる
  • スキンケアの楽しみがなくなる

あたり。
「スキンケア」は、ただ保湿するだけの時間じゃないですよね。

香りに癒されたり、自分の肌にふれる貴重な時間でもあります。
それがなくなると寂しい…と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、スキンケアを50年続けると、180万円と63日間をまるまるスキンケアに費やすことになります。

「自分に合うかも…」「面白そう!」と感じた方はぜひお試しを!
合わないと思ったら、途中でいつでもやめられます。
そのためにも、化粧品は捨てずにしばらくとっておきましょう。

「肌断食」の基本的な考え方が書かれている教科書的な本こちら
この本は、Q&Aが豊富で迷ったときのご参考になると思います。

急にやめることに抵抗がある方は、徐々に減らしていかれてみてください。

シャンプー・コンディショナーをやめたい方はヘナがおすすめ。こちらの記事をご参考に!

※12月~1月のクラススケジュールを更新しました。

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