意識が変革する?!奄美旅 その2
こんにちは!
あたたかくなったり、肌寒くなったり、気温の変化が目まぐるしいですね。
桜の開花も間近だそうで、楽しみです。
季節の変化とともに、「あれをやりたい!」「こうしたい!」など、
意識が変わりつつある方も多いのではないでしょうか。
今日は、意識が変革する?!奄美旅の続きをレポートしましょう。
まさかのハプニング発生
実は、今回の奄美旅のメインイベントは「マコモ」の植え付けでした。
マコモとは、イネ科の多年草で、ご神事などにも使われる聖なる植物。
今回は、自然農のマコモ畑で「苗の植え付け」をお手伝いさせていただく予定だったのですが…
まさかのハプニングが発生。
わたしたちが到着する前日に、何者かが農家さんの耕運機のエンジンに「砂糖」を投入したそうで…
耕運機が動かなくなってしまったのです。
精力的に活動されている農家さんなので、周囲から嫉妬を買ったのでしょうか。
修理にしばらく時間がかかるということで、植え付けは延期になりました。
というわけで、マコモの「植え付け」はできませんでしたが、
代わりに、前から気になっていた…奄美大島のマコモの「根」を見させていただくことになりました。
マコモの「根っこ」の魅力
マコモには、古くから日本に自生する「在来種」と
中国から入ってきた「外来種」の2種類が存在します。
食用の「マコモダケ」ができるのは、後者である「外来種」の方です。
一方、「在来種」は古くからご神事に使われてきました。
とはいえ、植物の内臓であり、中心といえば「根っこ」。
実際、マコモは「根」に薬効があると昔から言われてきたようです。
こちらでご紹介したように、出雲で見させていただいた在来種のマコモの根は、
毛細血管のような細い根が地中にどこまでもはりめぐらされ、土を抱えこみ、パワーに満ち満ちていました。
- 奄美大島のマコモの根はどんな様子なのか?
- 在来種と外来種で、根っこはどう違うのか?
がわたしの今回の興味関心です。
奄美マコモの根っこを掘る
今の季節のマコモ畑はこんな感じです↓
すでに葉やマコモダケは収穫が終わっているので、
青々としげる感じではないですが、根は地中深くにのびています。
根っこ掘りを開始すると…
在来種も外来種も、同じようにしっかりと大地に根をはり、簡単には切り離せません。
四方から根っこを切り離すのは、けっこうな重労働。
わたしは早々にリタイアし、根っこを洗って観察する係に就任させていただきました。
根を洗うと、このとおり!黄金の根っこがあらわれます。
在来種と外来種を比較する
さて、写真の左が「外来種」、右が「在来種」のマコモの根っこです。
外来種の方が、根が太くてしっかりしていますね。
1本1本が太いだけでなく、そこからさらに細い根っこや産毛のような絨毛がびっしりと生えている感じです。
在来種の根は、外来種と比べると1本1本が細いですが、枝分かれの量は外来種を上回るでしょうか。
さらに絨毛がびっしり生えているので、弱々しい感じはしません。
つまり、在来種と外来種を比べると、形に違いがありつつも…
両者とも、地面にしっかりと根をはり、産毛のような絨毛から大地のエネルギーを存分にすいあげていることがわかります。
こんな植物、他にあるでしょうか…?!
マコモは、葉っぱやマコモダケも素敵ですが、
やはり「根」こそがすばらしい…!と改めて感じたのでした。
愛着のある重荷を手放す
マコモ好きの間では、マコモとふれあうようになると「嘘がつけなくなる」と言われたりします。
主に「自分に嘘がつけなくなる」という意味で…
マコモに出会って、生き方を変える人も多いとのこと。
今回、マコモ畑に入って、泥をさわって、
黄金のような根にふれているうちに、わたしは「あるもの」を手放すことを決意しました。
それは、長い間、時間をともにしてきた愛着のあるものでしたが、
最近のわたしには負担が大きくなっていたのです。
そろそろ手放すタイミングに来ているのでしょう。
感謝とともに、重荷を手放すと…
心がスッと楽になりました。
というわけで、意識がカチンと音をたてるかのように変わった、今回の奄美旅。
また10月頃に再訪したいと計画しています。