何かを祓いたい?!
こんにちは!
フランキンセンスの蒸留会やお香づくりでお世話になっているSecret Gardenさんで、オリジナルの香りを調香していただきました。
ある目的があって、香りからアプローチできないかと考えたのです。
香りは、脳の中でも原始的なエリアである「大脳辺縁系」にダイレクトにとどくと聞きます。
「大脳辺縁系」は、生物の進化過程で、もっとも古くからある脳として知られ、
本能や自律神経・記憶などをつかさどるようです。
つまり、わたしたちの思考や理性のコントロールがおよばないエリアといえるでしょうか。
そんなプリミティブな場所にはたらきかける手段として、香りに着目しました。
まあ、好みの香りができるんだろうと軽く考えていましたが…甘かったです。
想像を超えた香りのハーモニーに、ガツンと衝撃をくらいました。
今日はそんなオリジナルの香りづくりの様子をレポートしましょう。
調香の様子
調香は、今回の目的にあったエッセンシャルオイルの匂いを1つ1つ嗅いで、好みにあうものを選ぶところからはじりました。
直感で選びたいので、オイルのラベルは見ないようにします。
「いい香り!」と感じるものと、「何か気になる…」という不思議な香りを残し、
「苦手」「キツイ」と感じるものは除外していきました。
選ばれたオイルたち↓
次は、好みの順番に並びかえます↓
さらに、いくつか追加のボトルを順番の中にいれこんだり、
「この3つの中で、1つ残すとしたらどれ?」と選定したりして、最終的に6つの香りが残りました。
「今、必要な香り」で自分がわかる
好みの香りを選んでいくプロセスで、先生が時折コメントをくださいます。
- 「あ~、腎臓・膀胱系かあ」
- 「デトックスはそんなに必要ないね」
- 「胃腸にちょっと負担がかかってるかな」
…などなど、「好む香り」の傾向により、その人がかかえる不調が見えてくるのだとか。
つまり、「今、好きな香り」は「今、その人に必要な香り」であり、香りの効能を欲しているから好ましく感じるようです。
そして、「今、好きな香り」は1ヶ月後に好きとはかぎらないとのこと。
体の状態が変わり、不調が解消されたら、必要だった香りが必要なくなったりするのです。
何かを祓いたい…らしい
さて、わたしが選んだエッセンシャルオイルは、「浄化」をうながすものが多かったようです。
先生によると、「何かを祓いたいのね?」とのこと。
自分では何かを祓いたいなんて考えたこともないですし、
何を祓いたいのかさえ、わかりませんが…
わたしの本能は浄化を求めているのかもしれません。
調香された香りは、自分にベストマッチ
最終的にできあがった香りがこちら↓
匂いをかいでみると…
体に衝撃が走ります。
なにこれ、ずっと嗅いでいたい…!
自分の中の奥深くから求めているのがわかります。
もちろん、「今のわたし」が選んだ香りなので、
他の人が嗅いだら何てことのない香りかもしれませんし、人によっては「嫌い」な可能性もあります。
つまり、わたしにとってベストマッチな香りができあがったといえるでしょう。
「人によって必要なものはことなるし、同じ人でもその時々で内容が変わる…」という点では
ヨガと同じではないでしょうか。
今の自分に必要なものをとりいれて、健やかにすごしたいですね。
わたしは何かを祓っていくことにしましょう。