「余剰エネルギー」の話
こんにちは!
最近、車の免許の試験に立て続けに落ちて、「は~」とため息をつきました。
「あれをこうすればよかった…」といろいろ考えていると…
ふと、「いっちょ前に落ちこむくらい、わたしはエネルギーがあり余ってるんだなあ」と感じました。
なぜなら、人は体がへとへとに疲れてエネルギーが枯渇すると、
落ちこんだり、くよくよ考えたりする余裕なんかなくなります。
気づいたら寝落ちしていた…というくらい、考え事などできなくならないでしょうか。
逆にいうと、落ちこんだり、考え事ができるということは…
エネルギーに余剰があるといえるかもしれません。
そんな余剰のエネルギーのことを、整体の世界では「余剰エネルギー」とよびます。
今日は、わたしたちの感情や行動と密接につながる「余剰エネルギー」について考えてみましょう。
「余剰エネルギー」とは?
以前、お世話になっていた整体の世界では、
「余剰エネルギー」という言葉をよく耳にしました。
その名のとおり「余剰となるエネルギー」であり、
ふだんの生活で使いきれずに余ったエネルギーを意味します。
ひと昔前とくらべると、わたしたちの生活は便利になり「動かない」生活で省エネモードになる一方、栄養状態は好転しています。
つまり、現代では、使いきれずに体に残る「余剰エネルギー」がふえていると考えられるのです。
「余剰エネルギー」の問題は?
わたしたちの体は、使いきれずに余った「余剰エネルギー」を使おうとします。
人によっては「イライラ」となり、また別の人によっては「落ちこみ」となるかもしれません。
「イライラ」はいかにもエネルギーを発散させているようなイメージで、想像がつきやすいですが…
- 落ちこむ
- 心配をする
- 愚痴をいう
- くよくよする
なども、実はエネルギーがたくさん必要な行為。
「余剰エネルギー」の使い道だったりします。
そのほか…
- いじわるをする
- 買い物をする
- 食べすぎ/飲みすぎ
- 依存
なども、エネルギーの発散行為と考えられます。
つまり、わたしたちが生活のなかで感じる不調や問題の大半は「余剰エネルギー」で説明がつくのです。
「余剰エネルギー」を昇華する
というわけで、ネガティブな感情や問題行動の原因となる「余剰エネルギー」ですが、
解決策は、「体にエネルギーを余らせない」ことにつきます。
つまり、食べすぎない生活でエネルギー量をへらし、
体をたくさん動かして、エネルギーを発散するという考え方です。
小食には限度があるので、「体を動かす」方がやりやすいと思います。
好きなスポーツでもいいですし、「歩く」だけでもいいので…
思いっきり体を動かすと、余剰エネルギーを昇華できるでしょう。
もちろん、ヨガもおすすめですよ。
ヨガは体だけでなく呼吸にも意識を向けるので、気持ちよく動いていただけるはずです。
というわけで、「イライラ」や「落ちこみ」など感情面で「あれ?」と感じたときは、
「余剰エネルギー」をうたがってみてもいいでしょう。
体をしっかり動かして、エネルギーをまわしていきたいですね。