チャクラに対する医学的見解
こんにちは!
今日はヨガやアーユルヴェーダなどのエネルギーワークに対する医学的な見解をご紹介したいと思います。
このブログでは、「ヨガ」やインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の話をするなかで
- 「プラーナ」(生命エネルギー)
- 「ナディ」(プラーナの通路)
- 「チャクラ」
- 「5大元素」
- 「風のエネルギー」
など一般社会では、あまりなじみのない言葉がよく出てきます。
目に見えないエネルギーの話を聞かれて、
「なるほど!ヨガもアーユルヴェーダも、ある種のエネルギーワークなのね」と解釈される方も多いかもしれません。
一方、こうしたコンセプトを「いまひとつ、よくわからない」「あやしい…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
今日は、医学博士の内海聡先生が書かれた書籍のなかから一部をご紹介。
「チャクラ」や「アーユルヴェーダ」のコンセプトを「量子医学」と解釈されたお話です。
まずは「量子」について簡単にご説明してから、本題にはいります。
目に見えないエネルギーにご興味がある方も、ヨガやアーユルヴェーダをあやしいと感じられる方も、医学的な観点からの解釈を知ると、また世界が広がるかもしれません。
ぜひご一読いただけるとうれしいです!
わたしたちの体は「波動」でもあるらしい
物理学(量子力学)では、わたしたちの体は「波動」ともとらえられるようです。
わたしたちの体には、およそ37兆個の細胞があります。
細胞をさらに細かくみていくと、「原子」という小さな単位になります。
「原子」はさらに小さい「量子」でできているのだとか。
「量子」とは、電子や陽子、中性子、ニュートリノなど原子を形づくる「粒子」のこと。
「粒子」ときくと、小さな小さな「粒」を想像されるかもしれません。
しかし、物理学では、こうした「量子」が「粒」としての特徴をもつと同時に、「波」としての特徴をもつとも考えられているようです。
つまり、「量子」はたしかに「粒」でもあるけれど、光のような「周波数」をもつ「波動」でもあるのだとか。
頭が混乱してきますが…両方の性質をあわせもつのが「量子」なのです。
いいかえれば、人間は「物質」として見えているけれども、光と同じような波のかたまりであるとも考えられるのだとか。
その考え方を医学に応用したのが「量子医学」といわれる分野です。
日本量子研究財団のHPに「量子力学」と「量子医学」についてくわしい解説があるので、ご興味のある方は参考にされてください。
わたしは、頭が…おいつきません。すみません!
ヨガとアーユルヴェーダは「量子医学」?!
医学博士の内海聡先生は、著書「心の絶対法則 なぜ『思考』が病気をつくり出すのか?」のなかで
「東洋医学などの古典医学は量子医学である」とおっしゃいます。
体全体のつながりを重視する東洋医学、アーユルヴェーダ、チベット医学、ホメオパシー、アロマテラピー、自然療法、その他の多くの古典医学がやってきた治療は、量子医学であると表現できるのだ。
「心の絶対法則 なぜ『思考』が病気をつくり出すのか?」より引用
とのこと。
わたしたちの体の小さな小さな単位である量子の「波」の性質、つまりエネルギーにはたらきかける医療行為だから「量子医学」なのでしょう。
熟練されたヨギ(ヨガをする人)やアーユルヴェーダのドクターは、脈診などを通じて、人のエネルギーの状態を深く理解できます。
こうした古典医学では、エネルギーを理解する技術は熟練のたまものともいえますが、現代の「量子医学」は数値化されているので、汎用性が高まっているのだとか。
生体にはエネルギー伝達に関して、体液や栄養の交換、神経の電気信号でのやり取りだけでなく、臓器間はもとより細胞同士のエネルギー伝達ルート網があることが明らかになってきた。
細胞の構造は袋のように閉じ込められた構造ではなく、細胞核から細胞膜を貫通して枝としてつながっており、インテグリンという物質によって気質や結合組織がつながっていること、フィラメント用の細胞膜構造があることも明らかになってきた。
これがエネルギー医学と呼ばれる分野の根幹である。つまり結合組織はコラーゲンの集まりではなく、あらゆる意味での情報回路であると世界では認識されつつある。
なぜ我々は細胞が反応した、という言葉を使うのか考えなければならない。そして、この情報経路の大動脈こそ14経路であり、古典医学ではチャクラなどと呼ばれる領域である。
「心の絶対法則 なぜ『思考』が病気をつくり出すのか?」より引用
ということです。
現代医学においても、体のなかの血管など目に見える「通路」だけでやりとりがされるのではなく、エネルギーの伝達ルートが明らかになってきているなんて…知らなかったです!
「チャクラ」も「情報経路の大動脈」と表現されていますね。
プラブヨガ的には、ナディ(プラーナの通り道)の集まりが「チャクラ」なので、まさに大動脈といえるのではないでしょうか。
内海先生は、ご存じの方も多いと思います。
都内で断薬をサポートするクリニックの院長をされるかたわら、「精神科は今日も、やりたい放題」などのベストセラー書籍を生み出されてきた作家さんでもあります。
その過激なご発言から批判もあるけれど、それ以上に賛同の声も多いお医者さんだと、わたしは理解しています。
いわゆる「ふつうのお医者さん」ではないですが…ヨガ関係者ではなく、かつ、医学的知識のある方から見た「チャクラ」「アーユルヴェーダ」の解釈として興味深かったので、ご紹介してみました。
ちなみに、この本は「なぜ『思考』が病気をつくり出すのか?」という壮大なテーマ。
ご興味のある方はぜひ読まれてみてください♪