身近な異文化体験

こんにちは!
今日はヨガのクラスの後、生徒さんと新大久保のランチをご一緒しました。

新大久保といえば「ネパール定食」!
雑穀のラギ粉でできた「ディド」とカレーのセットをいただきました。

新大久保は、新宿のすぐ隣に位置します。
山手線もとおっていて便利な場所ですが、みなさん「行ったことがない」もしくは「行く機会がない」とのこと。

え?行ったことがない…??
なんだか、若い子にいろいろ教えたくなるオジサマの気持ちになってきました。

  • 「じゃあ、イケメン通りにいこうか?」
  • 「その前に、アジア食材店をのぞいてみる?」

…と頼まれもしないのに、いろいろ案内したくなるわたし。

たしかに、「韓国通」でもないかぎり、意外と新大久保に行く機会は少ないかもしれません。

新大久保はおもしろい街です。

韓国・中国・タイ・ベトナム・ネパール・インド…などなど、
アジアの食材がそろい、手軽に異文化を体験できます。

実は「食」だけでなく、外国人どうしの「人間関係」もおもしろいもの。
今日は「新大久保」探索から身近な異文化体験をご紹介しましょう。

魅惑の「アジア食材」ショッピング

今日は「ネパール定食を食べる会」という趣旨でしたが…
みなさんが最も楽しそうにされていたのは、アジア食材店での買い物だったかもしれません。

ラギ粉(1キロで500円でした)

雑穀の「ラギ粉」をはじめ、スパイスや謎の干物・缶詰など…
異国情緒ただよう食材がたくさんならんでいます。

独特の香りで有名な「ドリアン」も手に入るのが新大久保。

大きい食材店だとこんな感じですね。
「タイ食材」「韓国食材」など特化したお店もあるし、コンビニより小さいお店も多いです。

手作りのスナックや飲み物などが売られていて、
歩いているだけで、知らないアジアの街を歩いているような気持ちになることでしょう。

海外旅行は未だ制約がありますが、「新大久保」ならいつでもアジア気分を味わえるのでおすすめです。

「ネパール定食」の話

お昼は、とある雑居ビルで「ネパール定食」をいただきました。
「ネパール定食」の正式名称は「ダールバート」。

  • ダールカレー(豆のカレー)
  • 野菜のカレー
  • 野菜の炒め物などおかず
  • スパイスのお漬物
  • ごはん、または「ディド」
  • パパド(豆のせんべい)

などがセットになったワンプレートの定食で、
炭水化物とタンパク質・野菜…と栄養満点のコンビネーションです。

ダールカレー(豆のカレー)は、日本食でいうところの「お味噌汁」のような位置づけでしょうか。

つまり、ごはんとお味噌汁と、少しのおかずがセット…と考えると、
和食の定食と似たようなものといえるかもしれません。

支持される「ネパール定食」とは?!

ネットワーク

わたしの知るかぎり、新大久保はネパール料理の激戦区。
人気のないお店はあっという間に撤退していくのを見てきました。

おもしろいのは、日本人にとって「おいしい」から人気になるわけではないところ。

もちろん日本人好みの味も大切ですが、「ネパール人ネットワークにどれだけ支持されるか?」が人気の要因になっていそうです。

つまり、「週に1回」など来訪頻度が低い日本人の客よりも…
毎日のように食べに来てくれるネパール人のお客さんの心をつかむ方が重要なわけです。

そして、ネパール人客は故郷の味を求めるだけでなく、お店の人との関係性で来店しているようにも見えます。

以前、わたしの好きなお店には「マリオ」のような外見のマスターがいたのですが…
「ちょっと聞いてよ!マリオ~」と言わんばかりに、いきなり話をまくしたてるネパール人客もいました。

マリオはマリオで、「そりゃあ、大変だったねえ。気を落とさずにがんばりなよ~」的なことを言っていそうです。
(地元の言語で話されているので、意味はわかりません)

なんだか、常連さんが「聞いてよ、ママ~」と夜な夜な訪れる「スナック」にいるような気持ちになります。

さらに、気がついたら、お客さんだと思っていた人が給仕を手伝っていたりして、
誰がスタッフなのかわからなくなることも…。

それくらい、お店のスタッフとお客さんの垣根が低く、強いつながりがありそうです。
日本人よりも、人間関係が濃ゆい感じでしょうか。

そんな外国人ネットワークの「人間観察」もおもしろい新大久保。
お気に入りのお店をみつけて、スタッフさんと仲良くなってみるのもいいでしょう。

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