「インナーチャイルド」とエネルギー
こんにちは!
昨夜は「中秋の名月」。
「お月見」はできたでしょうか?
わたしの住む地域は、見事に美しい満月を楽しめました。
満月といえば、「満たされた心」の象徴でもあります。
一方、満たされない「子どもの心」として「インナーチャイルド」という言葉をご存じでしょうか。
わたしたちの中には「満たされていない、子どもの自分」がいて、その傷ついた感情が現在の悩みや問題をひきおこす…という考え方です。
「インナーチャイルド」は、スピリチュアル業界だけでなく、心理学の世界でも耳にしますね。
- いわゆる「毒親」をお持ちの方
- 子ども時代にトラウマ体験をされた方
- 心の問題を抱える方
など「解決したい問題」がある方のためのものだと思っていたら、そうでもないようです。
先日、ヨガ仲間が「ヨグマタ」として知られる相川圭子先生の新刊「ヒマラヤ大聖者が癒すあなたのインナーチャイルド」をくださいました。
瞑想やワークなどを通じた「インナーチャイルド」を癒す体験談が興味深い一方、
わたしにとっては「インナーチャイルド」のとらえ方が目からウロコでした。
今日は著書から引用させていただきつつ、「インナーチャイルド」やわたしたちのエネルギーについて考えてみましょう。
エネルギーは潜在意識に蓄積される
相川先生によると、子ども時代の新鮮な「体験」は「エネルギー」を生じさせ、未来を方向づけることがあるのだとか。
著書から引用させていただきましょう。
子供のときの体験はとても新鮮です。
そして、その体験により生じたエネルギーは蓄積されます。
体験と生じるエネルギーの蓄積は繰り返されて、さらなる体験の土台となります。
その時に自分を守るために使われた回路の「癖」が生まれています。
それ以後もその傾向が働きやすくなるのです。
「ヒマラヤ大聖者が癒すあなたのインナーチャイルド」より引用
つまり、子ども時代の体験は「思い出」として心に残るだけでなく…
「エネルギー」として蓄積され、未来に起こる出来事に影響するといえるでしょうか。
すでに忘れてしまっている、子ども時代に満たされなかった出来事でも、
しっかりと「潜在意識」に蓄積されて、わたしたちの「癖」をつくっているのかもしれません。
…というのも、わたしたちは、似たような問題や失敗をくりかえしていないでしょうか。
人間関係でも仕事でも…日々のさまざまな問題は、過去の体験からの癖づけによるものだと考えると
「インナーチャイルド」は誰にとっても大切かもしれません。
「インナーチャイルド」は何が問題なのか?
「インナーチャイルド」つまり、わたしたちの内側に存在する「子どもの自分」は、
幼少期に満たされなかった体験のエネルギーが蓄積され、無意識化で「塊」のようになり滞っているものかもしれません。
一方で、現在「解決したい問題」をかかえている方をのぞくと…
多くの人にとっては「気がついていない」潜在的な問題なのかもしれません。
じゃあ、「ふつうに幸せです!」という人にとって、「インナーチャイルド」は何が問題なのでしょうか。
わたし自身は著書を読んで、「インナーチャイルド」は人の「受けとる力」をうばうものではないかと感じました。
子ども時代の満たされなかった経験、あるいは傷ついた経験が潜在下に残ることで、わたしたちが「受けとれる」ものを制限してしまうように感じるのです。
「わたしなんか」「こんなにいただくと悪いです」と…
遠慮や卑下をして、さまざまなものを受けとれない方は少なくないでしょう。
そして、何より受けとれなくなっているものは…
- 素のままの自分で、大丈夫だということ
- すでに愛に満たされていること
- すべてとつながりを持っていること
など「ワンネス」の感覚ではないかと感じたのでした。
つまり、本質的な幸せから遠ざかっているといえるかもしれません。
「体」にも回路と癖がある
ところで、体験により生じたエネルギーが潜在意識下にたまり、次の体験をよびこむ癖となるように…
「体」にも癖づけられた「回路」があるように思います。
あるいは、エネルギーが塊となり、本来の流れを阻害している場所があるかもしれません。
「体の癖が痛みや不調をつくり出す」といっても過言ではないでしょう。
たとえば、1日中デスクワークをしていると、「肩がこる」という体験になりやすいですね。
体を動かさずにためこんだエネルギーが、肩の「コリ」や「痛み」をつくり出します。
「潜在意識」とちがって、「体」はさわったり見たりできるので、アプローチがしやすいです。
プラブヨガで体の回路と癖をリリースし、本来の機能をとりもどしませんか?!
11月までのスケジュールをアップしました。