「ホーリー祭」からワンネスを知る

こんにちは!
今日は「ホーリー」とよばれるインドのお祭りの日です。

「ホーリー」は冬が終わり、春のはじまりをつげるお祭り
春の収穫祭としての側面もあるようです。

インドではこの「ホーリー」の日に、水鉄砲や色の粉をつかって、互いの顔や体をカラフルに染めあいます。

大人も子どももカラフルな色にまみれて、誰が誰だかわからない状態に…
今日はそんな状況から、ホーリーの本質的な意味をご紹介します。

インドのお祭りは深い意味があり、考えさせられることもしばしば。
ぜひご自身の状況におきかえて、春を祝っていただければと思います。

色で区別がなくなる

ホーリーは春を祝うお祭りで、無礼講として知られます。

  • 老いも若きも
  • 男も女も
  • お金持ちも貧乏な人も

肌の色や身分の差に関係なく、互いに水鉄砲をかけあい色の粉をぬりあい、みんながカラフルな色にまみれるお祭りです。

色の粉

一体何の目的でそんなことをするかというと…
「皆、同じ存在である」ことを理解するためなのだとか。

実際、顔にも体にもたくさんの色がついて「色まみれ」になると、誰が誰だかわからなくなります。
皆同じ…つまり「ワンネス」を理解し、互いに思いやりをもつための機会なのです。

外見が似ていると共感しやすい

わたしたち人間は、自分と似た存在に共感しやすいと言われます。
たしかに…

  • 肌の色が同じ
  • 言語が同じ
  • 年齢が近い

など共通点がある方が仲良くなりやすいかもしれません。

ヨーロッパの国々がアフリカの内戦などには不関与なのに、今回ウクライナにたいして同情的なのは、肌や髪の色など外見が共通しているからだという分析もあります。

人間は視覚情報に左右されがちだからこそ…
色の粉にまみれて外見の違いをなくすと、「この人は自分と違う」という思いや捉われをとりのぞきやすくなるでしょう。

外見や考え方の違いをこえて誰にたいしても寛容になれるように、より幸せを願えるように…そんなことを今日の祝祭に祈りたいですね。

神話によると、ホーリー祭は、ヴィシュヌ神の化身「ナラシンハ」が魔王をたおした日であることから「善が悪にうち勝つ日」としても知られています。

吉兆なこの日、ヴィシュヌ神に祈りをささげてみましょう。

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