身近な植物で手当てする

手当て

こんにちは!
「類は友を呼ぶ」なのか、わたしのまわりはわりと「自然派」な人が集まります。

昨日、オンラインでお世話になっているフィリピン人の英語の先生から、ハーブの根を煎じて飲んだら熱が下がったという話を聞きました。

よくよく話を聞くと、どうも普通の「風邪」ではなさそうです。
「それ、オミ●ロンでしょ…」とわたしは疑惑の目をむけるにいたりました。

オミ●ロンにハーブが効くかはさておき…
今日は身近な植物で体調不良を手当する話をご紹介します。

「自然療法って本当に効果あるの?」という方も、「抗生物質はあまり使いたくない」方も、ご参考になれば幸いです。

ハーブの根で熱が下がった話

ハーブ

冒頭でご紹介したフィリピン人の先生は、1週間ほど前に熱・咳・けいれんなどの症状が出る「風邪」をひきました。
先生だけでなく、ご家族もご近所さんも同じ症状の「風邪」に苦しまれたのだとか。

先生には小学生のお子さんがいて、大人はともかく子どもには抗生物質を飲ませたくないという考え方。
そこで、フィリピンで熱を下げると知られる「ハゼリソウ」と呼ばれるハーブの根を使われたのです。

先生は友人宅の裏庭に生えていたハゼリソウの根をわけてもらい、水で沸かしたものを飲んだら、1日で熱が下がって元気になったそうです。

お子さんもふくめて、家族全員がこの「ハーブの根を煎じたお湯」を服用して回復されたのだとか。

ちなみに「ハゼリソウ」は日本にもありますが、フィリピンのものとは種類が違うようです。
日本のハゼリソウにこのような効能はないので、真似しないでくださいね。

流行りの「風邪」は本当に「風邪」なのか?

風邪

ここ最近、フィリピンではこの先生と同じ症状が出る「風邪」が流行っているようです。
そして、この熱と咳が出る「風邪」を「オミ●ロン」ではないかと疑っている人も多いとのこと。

しかし、もし検査で陽性がわかると、働けなくなるなど弊害が大きいため検査に消極的なのだとか。
補償が十分でないなら、そうならざるを得ないですね。

ハーブの根で回復した前述の先生の場合、近所に住む親戚が検査を受けたら「陽性」だったそうです。

おそらく先生も先生のご家族もオミ●ロンに罹患していたのではないでしょうか。

ハーブは効果があるのか?

薬草

「ハゼリソウ」はFDA(アメリカ食品医薬品局)で認可されていません。
つまり、効能面で明確なエビデンスがないといえます。

しかし、フィリピンでは古くから熱を下げる効果があると知られているようです。

とはいえ、人の家の庭に生えているハーブの根を煎じて、自分だけでなく家族にも飲ませるなんて…なかなか勇気があるなあと感じます。

本当にそのハーブが効いたのか、プラシーボ効果なのかはわからないですが、身近な植物をつかって手当すること自体は賛成です。

わたし自身は熱を下げるときに大根や生姜、シイタケの出汁などを使うことが多いです。
詳しい仕組みは割愛しますが、これがなかなか効果があるし即効性もあります。

そして、仮に効果がないとしても、ただ身近な食材を「食べただけ」なので安全といえるでしょう。
必要な量や効果の出方などは、そのときの状態にもよります。

いろいろ試してみると面白いと思います。
ただし、よく知らない植物ではなく、身近な食材にしてくださいね。

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